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2020.03.14 14:46 | |
【デュエルマスターズ】置き換え効果でバトルゾーンに出ていなくても召喚した事になるってどういう事?《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の重要なルールをきちんと理解すると、最新環境でも役立つ【ルール・裁定を解説】 |
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《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断ドルマゲドンX》に関するルール・裁定の解説記事を書きました。
※これまでタカラトミーカードゲームダイヤルに問い合わせた内容および総合ゲームルールを引用し、大まかな部分は昨日再確認済みですが、もし万が一ミスなどございましたらコメント欄などでご指摘頂けると助かります。
自分の場に《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》がある時に、相手が《終断δ ドルハカバ》を墓地から召喚する宣言をした後、置き換え効果で場には出ていないのに《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の封印を外された。
自分の場に《単騎連射マグナム》がある時に、相手が《轟牙忍 ハヤブサリュウ》をニンジャストライクで宣言して、置き換え効果で場に出ず墓地に置かれたのに《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の封印を外された。
どちらのシチュエーションも、最近ではよくある場面ではありますが理屈がしっかり理解できている人もそう多くないと思います。
そこで今回は、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の裁定を解説すると共に、最新の環境で役立つかもしれない裁定をあわせて紹介します。
基本的に、封印は同じ文明のコマンドがバトルゾーンに出た時に外れます。
通常は召喚した時ではなく出た時に外れるので、例えば《SSS級天災デッドダムド》を侵略(召喚ではない方法)によってコストを支払わずにバトルゾーンに出した時も、水のコマンドがバトルゾーンに出た事で《禁断機関 VV-8》の封印を外す事ができます。
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の持つ効果は、
■バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)
というものです。
指定された条件を満たすクリーチャーを召喚しなければ封印を外す事ができなくなっており、コマンドがバトルゾーンに出た時に封印を外す事ができるルールとは相反する効果になっています。
ここで重要になってくるルールが、”カードの効果はルールに勝つ”です。
例えば、■このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。とあるクリーチャーの場合、基本ルール上は攻撃先に指定する事ができない、アンタップ状態のクリーチャーをタップ状態のクリーチャーのように攻撃先に指定できる事になります。
また例えば、■このカードは、4枚より多くデッキに入れることができる。とあるクリーチャーの場合、基本ルール上は同じカードを4枚以上入れる事ができなくても、そのカードは4枚より多くデッキに入れる事ができます。
そして《FORBIDDENSTAR ~世界最後の日~》の効果は上記の封印のルールを以下の効果で上書きします。
■バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)
封印はコマンドがバトルゾーンに出たときに外れます。
コマンドがバトルゾーンに出た時、そのコマンドの持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ封印が置かれているカードから、封印をひとつ墓地に置きます。
というルールを、
各ターンに1つだけ、以下のうちどちらかの条件を満たした場合にのみ、封印を外す事ができる。
1.闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚する
2.闇または火のコスト5以上の「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出す
といった具合に、《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》の効果が基本ルールを上書きする形で変更します。
このように《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》がある事で封印に関するルールが上書きされ、例えば火のコスト5以上のコマンドである《轟牙忍 ハヤブサリュウ》を召喚した場合、水文明の《禁断機関 VV-8》の封印を外す事ができます。
《禁断機関VV-8》は水文明のカードですが、《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》がルールを上書きしているため、同じ文明のコマンドがバトルゾーンに出た時に外す事ができるのではなく、それができなくなる代わりに闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚する事でどの封印でも外す事ができるようになっています。
ここからは、《単騎連射マグナム》によって置き換えられ、1度もバトルゾーンに出る事なく手札から直接墓地に置かれた《轟牙忍 ハヤブサリュウ》が、何故召喚した事になるのか?、何故《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》の封印を外す事ができるのか?について説明します。
なんとなく、置き換えられても召喚した事になるルールは覚えているけど、理屈を知らない方も少なくないのではないでしょうか。
およそ半年ほど前に、”召喚する”についての定義が総合ゲームルールに追加されました。
召喚するとは、バトルゾーンに出せる状態にする事です。
《単騎連射マグナム》の効果は相手のクリ-チャーがバトルゾーンに出る時、かわりに持ち主の墓地に置くというものです。
これは、召喚しようとした事実すらも無くすかのように置き換えているわけではなく、あくまでバトルゾーンに出るかわりに墓地に置いているだけなので、デュエル中に”召喚”という行為をしたという事実が消える事はないという事になります。
バトルゾーンに出る事は置き換えられていますが、バトルゾーンに出せる状態にしなかった事にはならないというわけです。
《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》のテキストを、
『各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを現在あるゾーン (通常は手札)から、コストを支払ってバトルゾーンに出せる状態にすることによってのみ、封印を外す事ができ、それ以外の方法を用いて自分は封印を外す事ができない。その後、コストを支払って出せる状態にしたクリーチャーは即座にバトルゾーンに出ようとする。』
このようにワードを置き換えると多少わかりやすくなるはずです。
(わかりやすくするため、侵略ZEROの項目はカットしています。実際にはここに侵略ZEROに関する記述が追加されます。)
『召喚する』に近いルールがもう1つあります。
現代の競技デュエマプレイヤーならおなじみの《BAKUOOON・ミッツァイル》のルールです。
《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚する時に、《ナゾの光・リリアング》を破壊の対象に選択し、エスケープを行って破壊されなかった場合、《BAKUOOON・ミッツァイル》のコストは軽減できるが、その分のGR召喚は行えない、というルール。
破壊するとは、クリーチャーをバトルゾーンから墓地に置こうとすることです。
従って、《ナゾの光・リリアング》を破壊した(=墓地に置こうとした)という事実は消えませんが、破壊された(墓地に置かれた)わけではないので、『こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。』は発動しますが、『このクリーチャーを召喚する時に破壊されたクリーチャー1体につき、GR召喚する。』は発動しないというルールがあります。
先ほども触れましたが、『破壊』とは墓地に置こうとすることであって、墓地に置いた事ではありません。
『こうして墓地に置こうとしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。』
『このクリーチャーを召喚する時に墓地に置かれたクリーチャー1体につき、GR召喚する。』
このようにワードを置き換えるとわかりやすくなるはずです。
今回は《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》に注目する形で”召喚する”に関する解説を行いましたが、この他にもこのルールを覚えておくと得するシチュエーションが存在します。
例えば、自分の場に《追憶人形ラビリピト》が、相手の場に《獣軍隊ヤドック》がいる時でも、無月の門で《卍デ・スザーク卍》を召喚する事で、そのデスザークは《獣軍隊ヤドック》の効果で置き換えられてバトルゾーンに出る事はありませんが、《追憶人形ラビリピト》の持つ『■自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時またはコスト8以上の呪文を唱えた時、相手は自分の手札をすべて捨てる。』能力を発動させる事ができます。
また、こちらは現在暫定回答であり確認中ですが、
相手のバトルゾーンに《龍世界ドラゴ大王》がある時に、GR召喚した《グッドルッキン・ブラボー》が置き換え効果でバトルゾーンに出る事なくそれが墓地に置かれた場合、GR召喚で召喚した事実は残ります。
その後で《”罰怒”ブランド》を召喚する場合、置き換え効果でバトルゾーンにでなかった《グッドルッキン・ブラボー》も召喚した数に含み、マスターB・A・Dによるさらなるコスト軽減が可能となります。
この例では《”罰怒”ブランド》を出す前にあらかじめ《龍世界ドラゴ大王》をバトルゾーンから除去しなければ結局《”罰怒”ブランド》も置き換え効果で墓地に置かれてしまいますし、再現性もそこまで多くはないですが……
新弾に収録されている《U・S・A・BRELLA》の登場以後はGRクリーチャーは置き換え効果でバトルゾーンに出ないものの、《”罰怒”ブランド》は置き換え効果の対象外でありバトルゾーンに出せる、という場面が増えてくると思います。
そういった場面で、この裁定を生かす場面が増えてきそうです。
※ただし、これはあくまでも暫定回答であり正式回答次第で変更となる可能性がある事に加えて、発売前カードについては事務局に確認する事ができませんので、《U・S・A・BRELLA》の場合においても全く同様であるかについては、念のため発売後にご確認下さい。
アナログのTCGはテキストを変更する事が困難であるため、感覚的に伝わる事とルールが異なる場合が多々あります。
また、様々なカードのルールを統一していき、多くのカードのルールをわかりやすくすることで、逆にわかりづらくなってしまうカードも少なからず出てしまうのでしょうし、これらのルールは総合ゲームルールを読み、様々な判例を理解した上ではじめて「なるほど」となるもので、すぐにぱっとわからないのが普通だと思います。
今回この記事を作成した事で、このルールが少しでもわかりやすくなっていればいいなと思います。
それではまた。
関連記事:
【デュエルマスターズ】意外と勘違いが多い『侵略』に関するルールまとめ
【デュエルマスターズ】零龍の裁定まとめ
【デュエルマスターズ】電脳無頼アカシック・サードの裁定まとめ
※これまでタカラトミーカードゲームダイヤルに問い合わせた内容および総合ゲームルールを引用し、大まかな部分は昨日再確認済みですが、もし万が一ミスなどございましたらコメント欄などでご指摘頂けると助かります。
1.細かくて覚えきれない《FORBIDDEN STAR~最後の日~/終焉の禁断ドルマゲドンX》のルール
2.基本的な封印のルール
3.”効果がルールを上書きする”
4.場に出てないのに召喚した事になるの?
5.”召喚する”と、”破壊する”は似たような関係にある
6.これ覚えていると得する様々なシチュエーション
2.基本的な封印のルール
3.”効果がルールを上書きする”
4.場に出てないのに召喚した事になるの?
5.”召喚する”と、”破壊する”は似たような関係にある
6.これ覚えていると得する様々なシチュエーション
細かい理屈までしっかり理解できている人もそう多くない《FORBIDDEN STAR~最後の日~》のルール
自分の場に《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》がある時に、相手が《終断δ ドルハカバ》を墓地から召喚する宣言をした後、置き換え効果で場には出ていないのに《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の封印を外された。
自分の場に《単騎連射マグナム》がある時に、相手が《轟牙忍 ハヤブサリュウ》をニンジャストライクで宣言して、置き換え効果で場に出ず墓地に置かれたのに《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の封印を外された。
どちらのシチュエーションも、最近ではよくある場面ではありますが理屈がしっかり理解できている人もそう多くないと思います。
そこで今回は、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の裁定を解説すると共に、最新の環境で役立つかもしれない裁定をあわせて紹介します。
基本的な封印のルール
基本的に、封印は同じ文明のコマンドがバトルゾーンに出た時に外れます。
通常は召喚した時ではなく出た時に外れるので、例えば《SSS級天災デッドダムド》を侵略(召喚ではない方法)によってコストを支払わずにバトルゾーンに出した時も、水のコマンドがバトルゾーンに出た事で《禁断機関 VV-8》の封印を外す事ができます。
”効果がルールを上書きする”
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の持つ効果は、
■バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)
というものです。
指定された条件を満たすクリーチャーを召喚しなければ封印を外す事ができなくなっており、コマンドがバトルゾーンに出た時に封印を外す事ができるルールとは相反する効果になっています。
ここで重要になってくるルールが、”カードの効果はルールに勝つ”です。
例えば、■このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。とあるクリーチャーの場合、基本ルール上は攻撃先に指定する事ができない、アンタップ状態のクリーチャーをタップ状態のクリーチャーのように攻撃先に指定できる事になります。
また例えば、■このカードは、4枚より多くデッキに入れることができる。とあるクリーチャーの場合、基本ルール上は同じカードを4枚以上入れる事ができなくても、そのカードは4枚より多くデッキに入れる事ができます。
そして《FORBIDDENSTAR ~世界最後の日~》の効果は上記の封印のルールを以下の効果で上書きします。
■バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)
封印はコマンドがバトルゾーンに出たときに外れます。
コマンドがバトルゾーンに出た時、そのコマンドの持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ封印が置かれているカードから、封印をひとつ墓地に置きます。
というルールを、
各ターンに1つだけ、以下のうちどちらかの条件を満たした場合にのみ、封印を外す事ができる。
1.闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚する
2.闇または火のコスト5以上の「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出す
といった具合に、《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》の効果が基本ルールを上書きする形で変更します。
このように《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》がある事で封印に関するルールが上書きされ、例えば火のコスト5以上のコマンドである《轟牙忍 ハヤブサリュウ》を召喚した場合、水文明の《禁断機関 VV-8》の封印を外す事ができます。
《禁断機関VV-8》は水文明のカードですが、《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》がルールを上書きしているため、同じ文明のコマンドがバトルゾーンに出た時に外す事ができるのではなく、それができなくなる代わりに闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚する事でどの封印でも外す事ができるようになっています。
場に出てないのに召喚した事になるの?
ここからは、《単騎連射マグナム》によって置き換えられ、1度もバトルゾーンに出る事なく手札から直接墓地に置かれた《轟牙忍 ハヤブサリュウ》が、何故召喚した事になるのか?、何故《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》の封印を外す事ができるのか?について説明します。
なんとなく、置き換えられても召喚した事になるルールは覚えているけど、理屈を知らない方も少なくないのではないでしょうか。
およそ半年ほど前に、”召喚する”についての定義が総合ゲームルールに追加されました。
召喚するとは、バトルゾーンに出せる状態にする事です。
《単騎連射マグナム》の効果は相手のクリ-チャーがバトルゾーンに出る時、かわりに持ち主の墓地に置くというものです。
これは、召喚しようとした事実すらも無くすかのように置き換えているわけではなく、あくまでバトルゾーンに出るかわりに墓地に置いているだけなので、デュエル中に”召喚”という行為をしたという事実が消える事はないという事になります。
バトルゾーンに出る事は置き換えられていますが、バトルゾーンに出せる状態にしなかった事にはならないというわけです。
《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》のテキストを、
『各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを現在あるゾーン (通常は手札)から、コストを支払ってバトルゾーンに出せる状態にすることによってのみ、封印を外す事ができ、それ以外の方法を用いて自分は封印を外す事ができない。その後、コストを支払って出せる状態にしたクリーチャーは即座にバトルゾーンに出ようとする。』
このようにワードを置き換えると多少わかりやすくなるはずです。
(わかりやすくするため、侵略ZEROの項目はカットしています。実際にはここに侵略ZEROに関する記述が追加されます。)
”召喚する”と、”破壊する”は似たような関係にある
『召喚する』に近いルールがもう1つあります。
現代の競技デュエマプレイヤーならおなじみの《BAKUOOON・ミッツァイル》のルールです。
《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚する時に、《ナゾの光・リリアング》を破壊の対象に選択し、エスケープを行って破壊されなかった場合、《BAKUOOON・ミッツァイル》のコストは軽減できるが、その分のGR召喚は行えない、というルール。
破壊するとは、クリーチャーをバトルゾーンから墓地に置こうとすることです。
従って、《ナゾの光・リリアング》を破壊した(=墓地に置こうとした)という事実は消えませんが、破壊された(墓地に置かれた)わけではないので、『こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。』は発動しますが、『このクリーチャーを召喚する時に破壊されたクリーチャー1体につき、GR召喚する。』は発動しないというルールがあります。
先ほども触れましたが、『破壊』とは墓地に置こうとすることであって、墓地に置いた事ではありません。
『こうして墓地に置こうとしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。』
『このクリーチャーを召喚する時に墓地に置かれたクリーチャー1体につき、GR召喚する。』
このようにワードを置き換えるとわかりやすくなるはずです。
召喚に関するルールを覚えていると得するシチュエーション
今回は《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》に注目する形で”召喚する”に関する解説を行いましたが、この他にもこのルールを覚えておくと得するシチュエーションが存在します。
例えば、自分の場に《追憶人形ラビリピト》が、相手の場に《獣軍隊ヤドック》がいる時でも、無月の門で《卍デ・スザーク卍》を召喚する事で、そのデスザークは《獣軍隊ヤドック》の効果で置き換えられてバトルゾーンに出る事はありませんが、《追憶人形ラビリピト》の持つ『■自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時またはコスト8以上の呪文を唱えた時、相手は自分の手札をすべて捨てる。』能力を発動させる事ができます。
また、こちらは現在暫定回答であり確認中ですが、
相手のバトルゾーンに《龍世界ドラゴ大王》がある時に、GR召喚した《グッドルッキン・ブラボー》が置き換え効果でバトルゾーンに出る事なくそれが墓地に置かれた場合、GR召喚で召喚した事実は残ります。
その後で《”罰怒”ブランド》を召喚する場合、置き換え効果でバトルゾーンにでなかった《グッドルッキン・ブラボー》も召喚した数に含み、マスターB・A・Dによるさらなるコスト軽減が可能となります。
この例では《”罰怒”ブランド》を出す前にあらかじめ《龍世界ドラゴ大王》をバトルゾーンから除去しなければ結局《”罰怒”ブランド》も置き換え効果で墓地に置かれてしまいますし、再現性もそこまで多くはないですが……
新弾に収録されている《U・S・A・BRELLA》の登場以後はGRクリーチャーは置き換え効果でバトルゾーンに出ないものの、《”罰怒”ブランド》は置き換え効果の対象外でありバトルゾーンに出せる、という場面が増えてくると思います。
そういった場面で、この裁定を生かす場面が増えてきそうです。
※ただし、これはあくまでも暫定回答であり正式回答次第で変更となる可能性がある事に加えて、発売前カードについては事務局に確認する事ができませんので、《U・S・A・BRELLA》の場合においても全く同様であるかについては、念のため発売後にご確認下さい。
アナログのTCGはテキストを変更する事が困難であるため、感覚的に伝わる事とルールが異なる場合が多々あります。
また、様々なカードのルールを統一していき、多くのカードのルールをわかりやすくすることで、逆にわかりづらくなってしまうカードも少なからず出てしまうのでしょうし、これらのルールは総合ゲームルールを読み、様々な判例を理解した上ではじめて「なるほど」となるもので、すぐにぱっとわからないのが普通だと思います。
今回この記事を作成した事で、このルールが少しでもわかりやすくなっていればいいなと思います。
それではまた。
関連記事:
【デュエルマスターズ】意外と勘違いが多い『侵略』に関するルールまとめ
【デュエルマスターズ】零龍の裁定まとめ
【デュエルマスターズ】電脳無頼アカシック・サードの裁定まとめ
コメント: コメント(6)
単騎✕ラビリピトの例はどちらも自分ターンの記述があるので成立しないのでは?
[ 2020/03/14 15:22 ]
[ 編集 ]
単騎✕ラビリピトの例はどちらも自分ターンの記述があるので成立しないのでは?>
多そうなシチュエーションで例えた影響でした、すみません。早期に修正できて助かりました。ありがとうございます!
多そうなシチュエーションで例えた影響でした、すみません。早期に修正できて助かりました。ありがとうございます!
[ 2020/03/14 15:31 ]
[ 編集 ]
今度はドラゴ大王のところがヤドックになってるで
[ 2020/03/14 15:38 ]
[ 編集 ]
今度はドラゴ大王のところがヤドックになってるで>
申し訳ないです。
ドラゴ大王とヤドックで迷った挙句、ミスにはすぐ気づいていたんですが、そこが差し変わる直前にアクセスされてたんだと思いますノ∀`)お恥ずかしい限り。
申し訳ないです。
ドラゴ大王とヤドックで迷った挙句、ミスにはすぐ気づいていたんですが、そこが差し変わる直前にアクセスされてたんだと思いますノ∀`)お恥ずかしい限り。
[ 2020/03/14 15:48 ]
[ 編集 ]
キザムがバトルゾーンに出て封印が外された時はキザムのcipと外された時のどちらから解決するのですか?
[ 2021/01/02 12:59 ]
[ 編集 ]
↑
キザムと封印取った時の効果の解決順は自由
最優先で処理するのはルールによる封印剥がし(裏向きのカードを墓地に置く)で、剥がした時の効果は普通のトリガー効果で待機するから好きな順番でよい
キザムと封印取った時の効果の解決順は自由
最優先で処理するのはルールによる封印剥がし(裏向きのカードを墓地に置く)で、剥がした時の効果は普通のトリガー効果で待機するから好きな順番でよい
[ 2021/01/02 14:02 ]
[ 編集 ]
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