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2019.01.05 22:46 | |
【YouTuberインタビュー】フェアリープロジェクトにインタビュー!人生観やプレイヤーとしてのお二人について |
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コメント(-) |
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今回はフェアリープロジェクトのお二人、フェアリーさん、ZweiLanceさんにインタビューをさせて頂きました。
フェアリープロジェクトとは、『フェアリー』と『ZweiLance』による2人組のYouTuber。
デュエルマスターズの環境デッキや地雷デッキによる対戦がその動画の多くを占める。
また、2018年11月30日にはカード通販大手カーナベルとのプロ契約(スポンサード契約)を発表。
これにより史上2人目、3人目のプロプレイヤーが誕生した。
はじめに
今回インタビューさせて頂いたのは、YouTuberとして活動するフェアリープロジェクトのフェアリーとZweiLance。
約1年半前にYouTubeでの活動をスタートした彼は、今や多くのデュエル・マスターズプレイヤーに知られるYouTuberに。
今ではYouTubeで生計を立てる彼は、果たしてどのような思いでYouTubeをはじめ、今に至るのか。
”YouTuberは目指し得”だと思うか?などなど、様々な質問をさせて頂きました。
──デュエル・マスターズはいつ頃からプレイされていますか?
フェアリー
はじめたのはちょうど小学2年生くらいの頃です。
2つ上の先輩から40枚くらいカードを貰って、遊んでいました。
ちょうど10弾くらいの頃ですね。
当時は全然パックを買っていなくて、貰ったカードだけで遊んでました。
そのあと、はじめて買ったのが転生編の頃で、1パックで《悪魔神ドルバロム》が当たって凄く嬉しかった思い出があります。
ZweiLance
《クリスタル・ツヴァイランサー》が出た弾ではじめました。
ちょうどその頃、《クリスタル・ランサー》のデッキを友達から借りて遊んでいたんですが、コロコロコミックで見た《クリスタル・ツヴァイランサー》に一目惚れしてはじめました。
ですが、使ってみて小学生ながらに弱さはわかりましたね。(笑)
当時、自然文明でブーストする、という選択肢にたどり着けず、青黒で組んでたのも原因の1つですが。
──はじめた頃に使用していたデッキは何でしたか?
フェアリー
先輩から貰った40枚のカードなので、本当に文明だけ揃ってる感じのやつです。それこそ言い方はアレですが、紙束みたいな(笑)
ZweiLance
借りてた《クリスタル・ランサー》のデッキですね。
その後は《クリスタル・ツヴァイランサー》を入れた青黒の除去リキピを使っていました。
《腐敗電脳メルニア》なんかも入ってましたね。
──いつ頃から大会に参加しはじめたんですか?
フェアリー
当時青森県に住んでいて、友達とはデュエマをずっと遊んでましたが、ショップ大会がほとんどなくて。
コロコロコミックの漫画の終わりにあるデュエルロードの開催リストは毎回見ていたんですが、近所では全然開催されていませんでした。
ちょうど5年生ぐらいの頃に、突然1店舗現れたんですよ。近隣で開催してくれるショップが。
これはもう行くしかないと思って行きました。
ZweiLance
はじめた月から近所の大会に参加してました。
──最初の大会の成績はどうでしたか?
フェアリー
最初に参加した公認大会では、ヘヴィデスメタルを使って3位くらいになりました。
2重スリーブ、かつガチデッキを使っている大人に勝った時、デッキを投げつけられまして。
この時、「デュエマ楽しいな!」と思ったんですよ(笑)
子供でも大人に通じるんだなと、これだけくやしい思いをさせられるんだなと思って、本気で取り組みたいと思いました。
それからはもう、野球部休んででもデュエルロードに出ていました。肩痛めたとか、足痛めたとか仮病を使って。(笑)
ZweiLance
あんまり勝てなかったですね。
全国大会で優勝した赤単速攻(《放浪兵エルジージョ》や《地獄スクラッパー》が入ってるやつです)をホームページで見かけて、それに切り替えました。
その後は権利?招待状?が貰える大会で優勝する事ができました。
その赤単速攻は今でいうデスザークくらい使った思い出のデッキです。
──CSにはいつ頃から参加されてるんですか?
フェアリー
はじめてCSに出たのが2011年8月頃に開催された、第2回仙台CSです。
知り合いから開催情報を教えて貰って、中学2~3年生くらいの頃に参加しました。
当時はドロマーハンデスを使っていました。
1戦目にあっつんさんと対戦させて頂いたんですが、ネクラ超次元を使われていて、そのプレイも構築も素晴らしかったんですよ。
デュエルロードとの格の違いを見せられたというか。
当時はネットでの交流も一切なくて、ネットに流れている情報も全然見てなかったので、まさしく井の中の蛙でした。
そのCSでは結局2-3で終わりました。
2回目に参加する頃にはGREEのデュエルマスターズのコミュニティでいろいろ交流を取るようになっていました。
その頃に岩手県在住の、同い年の人と良く交流するようになりました。
その人が夜中でもDMvaultをやっていたので、その人と何度も回して調整しました。
その結果、黒緑次元が強いなと思って、3回目に参加したCSに持ち込み、優勝しました。
そのときに黒緑次元を持ち込んだのが自分とUMEBAさんの2人だけで、自分が優勝、UMEBAさんがベスト8だったので、自分は間違っていなかったんだなと確信しましたし、情報交換の大事さをあらためて感じる事になりました。
ZweiLance
2013年頃にはじめて参加しました。
仙台まで札幌からフェリーで行きましたね・・・。
使ったデッキは墓地ソースで、当時は墓地ソース一筋でした。
ちょうど《アクア・メルゲ》だけが殿堂入りで、《盗掘人形モールス》や《疾封怒闘キューブリック》が4枚使えた頃でした。
個人戦は負けてしまったんですが、フェアリーさんと組んだチームでベスト8に入賞したり、サブトーナメント優勝できて喜んでました。
──デュエルロードやCSではガチデッキを使っていたんですね。
そうですね。当時からカジュアルな思考は一切持たず勝ちたがりでしたね。
──影響を受けたプレイヤーは居ますか?
フェアリー
斎藤(@saitou_dm)さんですね。
プレイが上手いのはDMvaultで勝ってたのでログを見て、すぐにわかりました。
デッキの構築に無駄が無く綺麗で、考え方が近いというのがすぐにわかる方でした。
それから斎藤さんと一緒に調整をさせて頂いて、あらためて考え方や波長が合うなと思いつつ・・・一緒に調整をする事で自分に見えてない部分が見えてきました。
そうして一緒に調整してて、「この人には勝てないなあ」と思うくらいに尊敬する人物ですね。
ZweiLance
DMPというわけではないのですが、プロゲーマーのウメハラさんですね。
ウメハラさんの本がローソンに売られているものを買って読んで、勝負に対する考え方を確立しなければ勝てない事を学びましたし、影響は大きかったと思います。
これがきっかけで読書を良くするようになりましたね。これまで何百冊と本を読みました。
そして今、カーナベルからプロ契約(スポンサード)を頂きました。
形式としてはプロゲーマーに近いので、同じような位置にいられる事を誇りに思います。
──YouTubeで活動しようと思ったきっかけは何ですか?
フェアリー
一緒に暮らしてたペットが病気になったんですよ。
医者曰くはもう治らない、と宣言されまして。
親は仕事がある以上、面倒を見る事ができないので自分しか面倒を見てあげられる、一緒にいてあげられる人はいないと思いました。
憧れの斎藤さんと一緒に参加する予定だったCSもキャンセルして、犬と一緒に居てあげました。
そんな時、家で居ながらにして何かできないかと思って、YouTubeをはじめました。
なにかしらの形でデュエマに関わっていないとモチベーションは維持できないし、でもデュエマは捨てたくありませんでした。
そんな中で、自分とデュエマの距離をつなぎとめられる手段だったのがYouTubeだったんですね。
時代の波に乗ってるYouTube、最初は人気者になれればいいなくらいの気持ちでした。(笑)
──YouTuberになる上で、様々なコンテンツがある中であえてデュエマを選んだ理由は何ですか?
フェアリー
やるからには、自分の強みを生かしたいと思ってたんですよ。
そんな中で、すめらぎさんの定期ツイートで「デュエマのYouTubeチャンネルやってます」というのが目に入ったんですね。
見に行ってみたら、2000人ぐらいチャンネル登録してて、すげー!!って思いました。
──周りからは応援されましたか?
フェアリー
いや、そんな事は全然ないですね。
自分自身、人前で話す事なんてほとんどない人間なので、いまだになんでやってるかわからないくらいですよ。(笑)
だから、昔の自分に「君はこれからデュエマのYouTubeチャンネルを開設して登録者数は2万人以上になるよ」って言っても多分信じて貰えないと思います。
そんな人間なので、周りからはなんでやるの?とか、くさいからやめとけ、みたいな意見ばっかりでした。
でも、トップになったら誰からも文句を言われないと思ったので、とにかく挑戦してみようと思いました。
収入を得ているので、親もYouTubeで生計を立てている事に文句を言う事はありません。
──動画の作成にどれくらいかかりますか?
フェアリー
大きく分けて準備、撮影、編集、アップロードの4つの工程になります。
準備段階では、話題のデッキを探したり、目立ってないけど強そうなデッキを探す、対戦用のデッキを作る、スリーブに入れ替える、といった作業があって、これが1時間半くらいです。
その時間は大体ツイキャスしながらとか、ながら作業なのでそれほど苦ではないですね。
撮影は取り直し無しで35分くらいかかります。
その後、カットは動画が35分なら35分以上はかかりますので、動画が35分なら50分くらいかかります。
その他、サムネイル作りと編集を行うと合計で4時間半~5時間くらいになります。
物によっては6時間くらいかかりますね。
──最近では毎日2本ずつ動画を上げていますが、そうすると10時間以上に・・・?
そうですね。(笑)
ですが、作業の間に遊べますし、仕事と違って敬語を使って人と話す必要ない、着替えも必要ない、いつ起きても良い、とかとにかく細かいところが楽ですね。
撮影は楽しいですし、それこそ撮影してる最中に実はめちゃくちゃ強くない?と思ってその週のCSに持ち込んだりとか。
撮影で使ったネタデッキが思いのほか強かった時は、改造してガチに昇華することもあるますし、撮影が無ければ普段触らないようなものから”気づき”が生まれるので、撮影はかなり楽しんでやっています。
──楽しくない作業はありますか?
カットが1番嫌いです。自分の喋りとか動作の無駄を洗い出す作業じゃないですか。
ああ、ここ無駄だったな、みたいなのを思うので好きにはなれないですね。
──力を入れている部分はどこですか?
フェアリー
”フェアプロといえばサムネイル”と言いたいくらいにはサムネイルに力を入れてます。
サムネイルだけで動画より長く編集時間をかけることもあるくらいで。(笑)
3個くらい並べてどれがいいかなー、みたいなのを考える事もあります。
──何故サムネイルに力を?
例えば「デュエマ」で検索して上位にいくつか出てきたとして、サムネイルが綺麗でわかりやすい方が目に留まりやすいじゃないですか。
もっといえば汚い扉よりは綺麗な扉を開きたい、みたいな。
やっぱり、開いて実際に見て貰わないことにははじまらないので、サムネイルにはかなり力を入れてます。
ZweiLance
『拡大』ですね。
例えばミユミユさんが《オールデリート》をめくるシーンなんかは、
・どれくらいリピートするか
・どれくらい拡大するか
を工夫しています。
ノーカットだと実は結構殺風景で、編集は偉大ですね。
──プロ企画ではスライドも多く、台本作りから大変そうですよね。
フェアリーさん
あれ、台本ないですね。(笑)
カットのおかげでサクサク進行していますが、文字書くより喋る方が、アドリブの方が上手い人間なので、なにも書いてません。
──編集は妥協していますか?
最低限のラインは妥協しませんが、それ以上は結構妥協しますね。
まったく妥協せずに何日とかけて編集する事もできますが、投稿ペースを守って皆様に動画をお届けするのも大事だと思いますので、ある程度の妥協はあります。
──仕事をしている時期の編集はどのように?
動画をクラウド管理していて、PCやiPhoneで動画を共有していました。
通勤中にiPhoneで撮影した動画を何度か見て、カットしたい箇所の目印をつけたり編集したいところをいくつか考えておいて、帰宅してから編集作業をばーっとやってました。
──趣味を仕事にされてる上でつらさみたいなのはありますか?
フェアリー
やっぱり、どうしてもデュエマ以外の趣味は削らざるを得ません。
例えば、自分の場合シャドウバースも遊んでるんですが、動画のために時間を削るという事もあります。
その分デュエマを遊べてるので、全然そんなに苦にならないですね。
ただ、風邪の時はちょっとつらいです。(笑)
── ”その分デュエマを遊べてる”といっても、嫌になったりする事はないんですか?
全く無いですね。
あくまで個人的な意見ではありますが、良く、趣味を仕事にすると、それは趣味でなくなるみたいな話はありますよね。
そういう風に嫌になるという事は自分の性格上は無いですね。
趣味を仕事にすると、生活の中心にその趣味が来ることになりますが、おそらく趣味を仕事にするとそれは趣味でなくなる、と言ってる人は生活の中心に置くほどの時間遊べるだけの熱量が無かっただけじゃないかなと思えてしまうんですよね。そういうイメージがあります。
それくらい自分の中ではデュエマに対する熱量みたいなものが高くて、動画作成も含めて楽しんでいます。
ZweiLance
(※今年11月にZweiLanceは本業であるSEをやめて退社。YouTuberに専念する事を発表。)
デスザークのプレイに関してはある程度の自信がありますが・・・実は他のデッキあんまり回せてないんですよね。
練習中の光景を見て、プロのくせにこんなもんか(笑)と、意外と凡人なところをみられてしまう可能性がある・・・そんなプレッシャーはあります。
カードの時間の余裕はまだあんまりなくて、カーナベルで寄稿する記事の打ち合わせや動画の編集などに時間を割いていますが、プロとしてはずかしくないプレイをできるように、カードの時間も取っていきたいと考えています。
──フェアリーさんは、幅広いデッキを回す事に長けていますよね。
そうですよね、フェアリーさんは多くのデッキを9割くらいの精度で回してくれるので、動画の幅が広がります。
一方で、自分のように1つのデッキを長期間調整し続けるという事はあまり無いので、フェアリーさんと自分は全然違うキャラクターなんですよね。
自分の場合、完璧主義に近いので今まで調整し続けたデッキに対して、他のデッキもその完成度まで行かないと、使いたくないんですよ。
『モルトNEXT』を使っていた頃もそうでした。
ほとんどの場合、そのデッキを半年くらい使い続けるので、急に環境に浮上してきたデッキがあっても、半年調整し続けたデッキほどの完成度まで到達することはほとんどなく、使わない事が多いですね。
『デスザーク』はプレイの柔軟さもありましたし、たまたま環境的にずっと強かったのでこれまで勝ち続ける事が出来ましたが、いずれそうじゃなくなる日が来ると思いますので、それが全国大会日本一決定戦までの課題ですかね。
──”趣味は仕事にし得”だと思いますか?
フェアリー
今の時代なら、とりあえずやってみれば良いんじゃないかなと思います。
やりたい事をやるために、やりたくない事をやるのは自分は効率が悪いと思っています。
やりたい事に全力を注いで、それで生きた方が効率良いんじゃないですか。
ただ、やりたい事だけをやって生きるというのは、今の時代でないと出来ない事なのは確かですよね。(笑)
自分が生まれるのが10年ズレていたらこうは行かないと思いますし、そういう意味では生まれる時代という面において”引きが良かった”と思います。
ZweiLance
うーん・・・難しいですね。
ゲームが好きな人がゲームセンターで働いても楽しくないかもしれないですし、デュエルが好きな人がプロになったとして、結果に繋がらないとクビ、という状況を楽しくないと思う人は少なくないんじゃないでしょうか。
そういう点で、趣味を仕事にする事は難しいと思いますし、万人にオススメできる話ではないです。
ですが、自分は今の状況を楽しいと思っています。
もちろん、プロ契約についてはカーナベルさんあってのありがたい話です。
仕事をやめ、YouTubeを本業にして、カーナベルとプロ契約を結んだ事によるプレッシャーはありますが、自分はそれを楽しめています。
こうしたプレッシャーが嫌になっちゃう人もいるだろうし、潰れちゃう人もいると思います。
遊ぶだけなら責任はありませんが、仕事になると責任が伴うところもきついですよね。
そうしたプレッシャーを楽しめる人なら、良いと思います。
──キャラづくりはしてるんですか?
フェアリー
自分は結構文句言いたくなるタイプなんですよ。
それこそ言い方アレですけど、意味不明なコメントがあるとつい反論したくなります。(笑)
ですが、そういうわけにもいかないので反応しないでおく、みたいなキャラづくりはしています。
あと、カードキングダムさんの動画って大人なのに凄い盛り上がってるじゃないですか。
本気で楽しんでる感じがひしひしと伝わるんですよ。
あれを目指して、ちょっとだけテンションは上げて喋るようにしています。
──ぶっちゃけ、YouTubeでの収益はどれくらいですか?
フェアリー
はじめてすぐは50円くらいで、その次が1000円くらい、その次が5000円くらいでした。
詳細な金額までは言えないんですが、最近では一人暮らしに困らない程度の月収で安定しています。
動画が伸びると、その1.5倍くらいになりますね。
──正直、デュエマも10年先続いている保証はないですよね。将来の不安は無いですか?
フェアリー
不安が無いといえば嘘になりますが、自分はデュエマに魅力があると思っています。
それだけ価値のあるものなら、10年先になくなる事は無いと思っています。
もしなくなってたら、それは自分の見る目が無かったということですね。
正直、会社だっていつ無くなるかわからないじゃないですか。
だったら、自分で選択肢を選べる方が良いなと思うんですよ。
YouTuberなら、自分でやってるので先の選択肢は常に自分で選ぶ事になるじゃないですか。
僕は自分に自信があります。自分の事は自分が良くわかっていますからね。だから、人生は自分で歩みたいんですよ。後先は自分で見て、自分で選びたいです。
YouTuberだからYouTubeが無くなると何も残らないかというとそうではなくて、人脈も技術もつくので、最悪YouTubeで稼ぐことが成立しなくなっても、いろいろな選択肢があると思っています。
ZweiLance
自分は将来を考えずに生きています。
当初行きたかった大学があったんですが、高校3年生になった時に急に気が変わって、別の学校に行きました。
結構ころころ考えが変わるので、身内の間でも良く手のひら返しをする人間として通っていますし、手のひらバトライ閣なんて言われたりもします。(笑)
今どうしたいかだけを重視して将来を考えないように生きてるんですよ。
その方が、物事進めやすいので。
その時々のやりたいことを1番に優先して、それを全力でやってきたからこそ、今の自分に繋がっていると思っています。
親族からもカードばかり遊ぶ自分を見て将来を心配されていましたが、今はその遊びを仕事にしているので、文句は言われなくなりました。
確かに、デュエマが10年先続いている保証は無いですよね。ですが、情熱をそそいだ先になにも得られないなんて誰も言えないじゃないですか。
10年間での技術の発展は目まぐるしいものがありました。
10年でゲーム機も凄い進化しましたよね。これを10年前に予想しろと言われても無理な話ですし、今も10年後の予想はできません。
先読みできないからこそ、今を大事にした方が、良い未来がくると自分は思っているので、これまでそういう生き方をしてきました。
──YouTubeの登録者数って気にされてるんですか?
フェアリー
はじめた当初は他のデュエルマスターズをメインに取り扱うYouTuber全員のチャンネル登録者数を毎日どれくらい伸びているかをチェックしていました。
今だとflatさんのチャンネル登録者数と比べてどれくらい近づけたかを見ています。
3か月前くらいは圧倒的な差があったんですが、今は結構縮まってきていますね。
──YouTubeでの活動において、大事にしているものはありますか?
フェアリー
炎上しない事ですね。
ですが、これが非常に難しいんですよ。
自分の見えていない範囲の事を意識しなければいけないじゃないですか。
全く視点が違う人の事を考えなければいけませんからね。
エゴサももちろんしています。そうして、見てくれた人の意見を取り込んで、見る側の気持ちを意識できるように努力しています。
あとはもうとにかく見て面白いと思って貰えるコンテンツを頑張って作っています。
再生数が伸びなかった動画についてはその都度、何が悪かったのかを考察して、2度と繰り返さないように工夫しています。
──プレイヤーとしての活動において、大事にしているものはありますか?
ZweiLance
不器用なりにCSに出続ける事を大事にしています。
欠かさず毎週、土日に出てきました。
万全な状態で挑んだ土曜日のCSが無意識のうちにころっと負ける事があって。
調整してる時は完璧だと思っていたんですが、勝負してはじめて自分が慢心していた事に気づくんですよ。
それが土曜日のCSなら、日曜日に修正して挑んでいます。
このように、CSを通して学ぶ事・理解する事が多いので、場数を踏むということを大事にしています。
CSに出続けたからか勝負慣れして、余裕が出てきました。
殺意のオーラを感じるという人も中には居ますが。(笑)
結果が伴っている人を相手にすると手が震えたりするじゃないですか。
相手だけが緊張している、半ばマウントを取ったような状態でいられるというのは、少なからず結果に影響を及ぼしていると思いますね。
──YouTubeで活動していて良かったところ、面白かったエピソードはありますか?
フェアリー
先日、DMGP6thに参加したんですがサインの列がやばかったですね。(笑)
自分とZweiLanceさんとすめらぎさんの3人チームで参加したんですが、100回以上話しかけられましたし、他にも写真撮影や握手、サインなど・・・凄かったです。
「子供と見てます」とか、いろいろと声をかけて頂いて、登録者数という数字からでは中々実感できないものを実感させて頂きました。
ZweiLance
まさかYouTubeだけで生活できるレベルになるとは思ってなかったので、それが良いところですかね。(笑)
働かずに食べていくのは難しいですが、その生活の手段としてYouTubeがあるのは大きいですし、その土台を作ってくれたフェアリーさんには本当に感謝しています。
今はカードの対戦ばかりですが、自分自身の考え方なども発信していきたいと考えているんですよ。
そのきっかけを探っていたので、カーナベルさんとのプロ契約は良い機会をくれた形になりますし、そうした面でもYouTubeをやっていて良かったなあ、と思います。
──ZweiLanceさんとの関係って、かなり親密に見えるんですが、実際のところどうなんですか?
フェアリー
いつから仲良くなったかは覚えていないですね・・・。
中学2年生ぐらいの頃にGREEでツヴァイランスとかいうイキった名前のやつおるなあ(笑)くらいに思ったのがきっかけです。
その頃から少し話してて、GREEからTwitterに移行した時にもフォローをさせて頂いて。
それから、通話とかDMvaultとかもちょこちょこするようになって、いつしか自分の事とかも話すようになりました。
その時に、ツヴァイさんとは生き方や考え方がかなり近いな、と思ったんですよ。
有名、人気者になりたいからフィーチャー席にうつりたいけど、「フィーチャーして欲しい人手をあげて」って言われても手をあげられないみたいなところまでそっくりでした。(笑)
それこそ、ずっと「対戦相手の人、手をあげてくれないかなぁ」って思うんですよね。
今でも通話は沢山しますが、内容はYouTubeの事が3割、デュエマの事が2割だとすると、他は人生について話してます。
知り合ってから5~6年くらいになりますが、喧嘩もしたことないですね。
人生における相棒・・・みたいな。自分は本当そう思ってます。
──じゃあ、フェアリープロジェクトを立ち上げる時も2人で?
いや、そうでもないですね。
YouTubeはじめる時は、とにかく行動しようと思って。
ヤマダ電機いって、6万円のカメラと20万円のパソコン買ってきたんですよ。
で、フェアリープロジェクトやるけど一緒にやらない?とはツヴァイさんに言ったんですが。
最初はそんな乗り気でなく乗ってこなかったですね。
後から、やってみようかなって話しかけられて、今のような状況になりました。
──チャンネル開設当時から、チャンネル登録者数で競ったりしていたんですか?
最初はチャンネル登録者数で競っていました。
やるからには勝負事として考えていましたので。
──フェアリーさんは勝負事が大好きなように見えますね。
そうですね。
自分の場合、勝負事なしの人生はありえないと思っているくらいなので、普通に勉強して普通に仕事をして普通に結婚して、みたいなのは考えられないんですよ。(笑)
だから、高額なカメラとパソコンと機材を買って自分を追い込んで勝負しました。
なので、全てを捨てて挑戦する前から「これはちょっと・・・」みたいな事を言ってる人を見ると、デッキを実際に使って調整してみる前から「これは弱そうだから良いや」って言ってるエアプと重なって見えるんですよ。
言い方悪いですけど、人生エアプというか。まず、全てを捨ててやってみてから考えません?ってなるんです。
実際、全てを捨てて何かに集中しても、真剣に取り組めば何も残らないとか、生きていけないという事はないと思います。
今だから言える話ですが、小学生の頃、親からお小遣いを貰えなくて。
なので、相場を調べて安いカードをヤフーオークションで売って利益にする、いわゆる転売をしていました。
高校生くらいの頃は親にパチンコ屋に連れていかれて。
10万くらいを元手にネットに書いてある事を全部実行して、これは勝ったなと思ったんですが結果は10万円負けで。(笑)
それを勉強代と思ってとにかくトライ&エラーで改善し続けましたね。
勝負に負けるのは嫌いなので。(笑)
パチンコってギャンブルだと思う人が多いと思うんですが、勝ち続ける人が世の中に居る以上これは勝ち続けられるんだ、勝負事なんだと思ってひたすら勉強して、勝ち続けられるようになりました。
先ほど話したように犬が病気を患ってからは家に居なければいけないのでパチンコはやめる事になるんですが、その後のYouTubeも勝負事のように挑みました。
──YouTubeは元々見てて、それではじめたんですか?
フェアリー
いいえ、当時の自分は全然YouTube見てなかったので最初は対戦動画とか見てても何が面白いのかわかりませんでした。
ただ、面白いと思わないからこそ、”自分ならこうする”が見えてたんですよ。
例えば、片方のプレイヤーが1分くらい長考する場面。見てる側からすればただ暇なだけなんですよ。
他のYouTuber、例えばヒカキンさんの動画とか見てても1分暇な場面とか、まず無いですからね。
そうした長考の場面をカットしている方は当時、ほとんど居ませんでした。
1本20分の対戦動画を、それこそ0.1秒、0.2秒の単位で全部カットして見やすくして。
盤面から目を離す機会を無くしたんですよ。
で、その次はテロップをつけてわかりやすくして。
デュエマの試合なら1試合1試合重ねるごとにプレイミスを洗い出すじゃないですか。
そんな風に勝負だと考えて動画の改善点を挙げて、クオリティアップを重ねていきました。
ただ、1週間かけて凄い動画が上がるよりも毎日面白い動画を見ていたい人間なので、毎日編集できる量以上の事は求めずに、なおかつ毎日見たくなるような動画のクオリティを目指しました。
──他のデュエマのYouTuberの存在も意識しているんですか?
自分は自分、だと思っていますが一応、周りもみていますね。
ZweiLance
実は、フェアリープロジェクトがはじまる前に個人のチャンネルを持ってたんですよ。ニコニコ動画にも投稿した事があります。
最初はDMvaultの対戦を撮影して投稿していて、次第にリアルでの撮影も行いました。
正直そんなに伸びると思ってなかったんですが、意外と伸びて、コラボしたいと言われる事も増えました。
当初はクソ田舎で身内と撮影していて、その後札幌に引っ越してからも2、3本くらい動画を出していました。
撮影して投稿する意欲はありましたが、やる以上結果が欲しいんですよ。
ただ、毎日投稿するとなると自分だけじゃ無理だなと。
そんな中で、フェアリーさんがフェアリープロジェクトという土台を作ってくれて、今に至ります。
──これからYouTuberにチャレンジしよう、という人も居るかと思いますが、その人の背中を押しますか?
フェアリー
今だと有名どころは多い順に上から並べて、しゃまさん、マッチーさん、flatさん、シモカワチャンネルさんの5つくらいだと思うんですよ。
しゃまさんは王道の開封動画、
flatさんはCSで勝ってるデッキレシピの紹介、
マッチーさんはショップ大会の実況、
シモカワチャンネルさんはほぼ毎日高額のオリパを開封、
そしてフェアリープロジェクトはガチデッキの対戦動画やデッキ解説・・・といった具合に上の5つのチャンネルのジャンルがそれぞれわかれているんですよ。
各ジャンルのトップが上にきたんだなあ、と思います。
逆にいえば付け入る隙が無いくらい、新たに上位に食い込むチャンネルは現れないので、新たなる刺客が出てくれば良い刺激になるなあ、と思いますし、今以上に盛り上がると思います。
なので、人間全部捨てて、本気で1つの事にチャレンジすれば最低でも技術がつくと思いますし、YouTubeはデュエマより運の絡まない、実力の世界なので”挑戦し得”だと思っています。
──新たなる刺客が現れると、視聴者の奪い合いになりませんか?
界隈の盛り上がりが1番なので、あまりその辺りは考えていません。
それに、同じようなチャンネルが出来たところで、それで見られなくなるようなことなら自分の方がクオリティが低いという事じゃないですか。そんなチャンネルに成り下がる気はないので、心配もしていません。
ここ数年、YouTubeをやっててデュエマのYouTube界に新たな刺客となるような存在が現れなくて。大体1ヶ月や2ヶ月で投稿をやめちゃうんですよ。
なんで出て来ないのかなあ、と思ってるくらいなので、新たなる刺客みたいな存在が現れれば、それこそ勝負をしてお互いに成長していけると思うので是非歓迎したいですね。
ZweiLance
デュエマのYouTuberでも、このジャンルといえばこの人、というのが確立されつつあります。
彼らに劣らないクオリティで分野と戦っていかなければならないですし、彼らはそれを仕事にしているので、険しい道だと思います。
自分の場合、仕事が忙しい時期はCSで編集ができない時期もフェアリーさんがこつこつやってくれていたのでなんとかなりましたが、差別化の工夫と、月に何本も上げるというのは、片手間で出来るものではありません。
ですが、新たな人が参入してくるというのは、それだけDM界の発展に繋がるので、チャレンジして欲しいと思います。
──ホームページもはじめられましたが、何故ホームページをはじめようと思ったんですか?
フェアリー
きっかけはツヴァイさんが大学でプログラミングをやってて、ホームページ作る事もできるよみたいな事を持ちかけられて。
お互いにアイディアがあれば出そうみたいに言ってたのでツヴァイさんから提案してくれたんですよ。
自分としてはやる分に損はないですし、影響力も十分にあると思ったのではじめてみました。
──開設当時と比べると更新の頻度はかなり落ちてるようですが、モチベーションが低下したんですか?
フェアリー
いや、そんな事はないですね。
先日、デッキレシピの使用許可の件で炎上したんです。
自分としてはデッキレシピに著作権があるわけではないので、公開されているデッキレシピを引用するのは全く問題がないと思っていました。
ただ、これは使われる側の気持ちに配慮されたものではないので、当然これを嫌がる人も居たんですね。
これがきっかけで炎上しました。
炎上は絶対にしたくない、そういう思いがあるので、方針が中途半端なまま更新を続けるより、きちんとした方針を打ち出してからサイトの更新をしたいと考えています。
サイトの完成度についても、かなり完成度の高いものが作れたと自負しているんですが、あれについても手を抜いて早く公開する事は出来るわけじゃないですか。
ただ、自分としては手を抜いて中途半端にする事は絶対にしたくないんですよ。
それくらい、中途半端な事が嫌いなので、今回の炎上の件についても2度と繰り返さないために方針が中途半端なまま更新を継続する事はしませんでした。
──サイトを公開してみて、反響はどうでしたか?
フェアリー
見た人からはかなりの好評を頂けました。
動画で使ったデッキの公開とかも想像以上の反響を頂けました。
──サイトのこれからについてはどのように考えていますか?
フェアリー
Tierランキングは前々からやりたかった事なんですが、今までのTierランキングは1人のプレイヤーの独断と偏見で作られるものだったじゃないですか。
今回、超ガチCSさんの方で参加分布や入賞デッキリストなど、様々なデータを継続的に提供して頂ける運びになったので、そうしたデータを参考に作成した、より正確なTierランキングを作ってみたいと考えています。
サイト完成度の高さとコンテンツの充実度については良いところとして評価して頂きました。一方で先ほど挙げた炎上した一件については悪いところとして露呈したわけですから、それがわかった以上は時間をかけてでも正確な舵取りをしたいと考えています。
ですので、やめるつもりは一切ないですし、モチベの下降もありません。
──プロとして、なにをしたいですか?
フェアリー
プロとしてやりたい事はプロ契約の発表の際にほとんど話しているので、それ以外だと・・・
自分自身、競技思考のプレイヤーなのでフェアリープロジェクトではガチ寄りの動画が多いですが、小さい子のファンも意外と多いんですよ。
なので、自分とカジュアルに触れ合える機会として、オフ会みたいなイベントを開いてみたいと考えています。
それから、今のデュエルマスターズの公式側とプレイヤー側に壁があるように思っています。
例えば、シャドウバースでは有名である、または実力のあるプレイヤーや配信者が公式大会で実況解説に参加したり、公式チャンネルに出ていますが、そういうのはデュエマだとまだ無いですよね。
そうした『壁』があるせいでプレイヤーが目立てる機会が少ないと感じています。
UDB ~アルティメット・デュエマ・バトル~は実力のあるプレイヤーが目立てる企画として、とても良かったと思っていたのですが、終わってしまったんですよね。
今では定期的にDMGPや超CSといった中型・大型の公式大会が定期的に行われるようになりましたし、公式以外の大型大会も増えてきました。
ここからさらに1歩生み出してプレイヤーにスポットライトが当たって、プレイヤーにファンがつくといいなと思っています。
──しかし、MTGを競技向けにシフトする反面、子供向けのコンテンツとして生まれたTCGがDMである事を考えると、競技向けにシフトしていく事は難しいように思いますが。
時代は変わっています。
こんなガチ寄りのフェアリープロジェクトを、小さな子供が沢山見てくれている時代です。
シャドウバースの公式大会では強いプレイヤーを実況に招待しているので、ほとんど遊んだことのないプレイヤーでも、そのゲームの奥深さというのがすぐに伝わるようになっています。
例えば、白零サッヴァークVSデスザークの対面において、《追憶人形ラビリピト》のランダムハンデスで《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を落とさなければいけないシーンでは、素人目に見ればそれはプレイミス、または甘いプレイと捉えられますが、実際には33%の確率で《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を落とさなければ結果敗北につながる・・・というケースがあります。
それを解説して欲しいわけです。
デュエル・マスターズはゲームの性質上、子供でも気軽に参加できて、そして本気で取り組めば子供でもプロを目指す事ができると考えています。
それは、MTGにはできない事だと思います。
しかし、公式とユーザーの間にある壁は、一般のプレイヤーが壊す事は難しいと思うので、プロとして公式とユーザーの間にある壁を壊す事が出来たらいいな、と思っています。
──プロ契約後、周囲の反応はどうでしたか?
ZweiLance
大学の同級生から連絡がきましたね。
実は毎日チャンネルみてたよ まさか○○だったなんて、って。(笑)
フェアプロっていろんな人が見てるとは思っていましたが、まさかの出来事でした。
プロ契約にネガティブな人はいなかったです。
フェアリー
DMGPでお世話になったチーム「Heaven'sDice」の面々にもプロ契約の事を報告しましたが、ついに来たか。君らなら妥当みたいな話をしてくれました。
1番仲良い人たちが認めてくれて、心の底から応援してくれたのが嬉しかったです。
──フェアリープロジェクトのプロ契約について、自分達ではどう思っていますか?
フェアリー
自分は動画に注力していた期間はCSに出ていなかったので、プレイヤーとしてのプロではなく、動画のプロだよね、と言われてしまう可能性もありました。
しかし、その間はZweiさんがCSで勝ってくれていたので、動画のプロという烙印が押されずに済んだというのはあると思います。
これまでやってきたことは間違いじゃなかったんだなという思う事ができました。
プロ契約前、実はZweiさんの仕事をやめさせる事が夢だったんですよ。
今年土台をつくる事に専念して、そうしていたらカーナベルさんからプロ契約のお話が来て、それらによってZweiさんが仕事を辞める事が出来たので、内部的な目標は達成できましたね。(笑)
皆が幸せになるプロ契約でした。
ZweiLance
フェアリーさんは中卒で一般的なよくある人生からは外れてるんですが、自分は大学まで卒業して、キャリアが重要視される傾向にある職業であるSEに勤めましたから、これまでコツコツ積み重ねたものを1年で全てドブに捨てて趣味で生活していくというのは、相当な覚悟が必要でした。そこに居れば将来安泰ですからね。
別にカーナベルから仕事をやめろと言われたわけではないですし、仕事を続けながらプロもできたわけですが、プロという肩書を貰って半端な事は出来ないな、と。
最初はなんとか両立できないかと思いましたが、自分はあまり器用ではないので全力を注がないと無理かなと。それに、フェアリーさんが頑張っているのに自分が頑張れないというのは無理だな、と思いました。
それほどにプロ契約はインパクトの大きいものがありましたし、迷いはなかったですね。
仕事をやめるきっかけを頂けたと思っています。
──YouTubeの収益率悪化の可能性についてどう思いますか?
フェアリー
まあ、困りますね。
かといって自分の知名度が消えるわけではないですから、それを生かしていくらでもやれると思っています。
また、YouTubeの収益率が悪化してユーザーが離れる時というのは、他の配信サイトがユーザーを誘い込むチャンスでもあります。
なので、YouTubeの収益率が悪化したとしても、それがイコール生活できないという事ではないと考えています。
──有料記事(note)はどれくらいの人数が購入しましたか?
ZweiLance
DMGP7th3位 黒単デスザーク 全解説 noteについては、大体400人くらいですね。
大体30万くらい得られた計算になります。
発信力の自力さえあれば、ブログを持っていなくても発信できるようになったわけですから、noteの存在と、その文化が根付いた事は大きいと思います。
一方で、まだまだ結果ありきな部分がありますが、結果を出した人間の調整記録を500円で買えるのは破格だと思います。
──デスザーク使いとして、玄渦についてどう思いますか?
ZweiLance
現環境で何に入るのかというところですよね。そもそもにして入りそうなデッキが無いので・・・カードだけ見るとつらいのは確かですが、生かすポテンシャルのあるデッキがないように思います。
現状ではそれこそデスザークに親を殺されたみたいなやつぐらいしか使わないんじゃないかなと。
デスザークにこだわる必要ないですし、構築をいびつにしてまで対策するべきカードではないと思うから、もし流行ればデスザークを使う事は無くなると思います。
──冬の殿堂入りはどのように考えていますか?
ZweiLance
《堕魔ヴォガイガ》か、《追憶人形ラビリピト》の2択だと思いますが、どっちかかけたくらいじゃ止まらないと思うんですよね。
ボード取る勝ち筋がメインなので、《堕魔ヴォガイガ》からの展開力が残れば《追憶人形ラビリピト》が無くても問題ないですし、上手く回れば掘り切る事もできますし。
逆に《堕魔ヴォガイガ》が無くなった場合も、引かなかったと思ってプレイすれば良い話なので、本気で消すつもりなら2種類とも殿堂入りにしてくるでしょうけど、それはあんまりないんじゃないかと思っています。
フェアリー
不満が無いので何も殿堂入りしなくて良いとは思いますが、もしかけるならデスザークからは《堕魔ヴォガイガ》、バスターからは《”龍装”チュリス》ですかね。
今までも周囲のカードをかけてきたように、《蒼き団長ドギラゴン剣》自体は凄い良いカードだと思うので、残してくると思います。
《”龍装”チュリス》が殿堂入りになった場合、1枚のそれを引かれて3ターンキルされてイラつくというのはあると思いますが、今までも《メガ・マナロック・ドラゴン》を引かれて負けてイラつく事はあったので、あんまり変わらないかなと。
むしろ1枚引けてラッキーみたいな要素はデュエマらしいので、アリかなと思います。
もし、《”龍装”チュリス》がかかるなら《異端流しオニカマス》は同時に殿堂入りすると思います。
《”龍装”チュリス》の殿堂後は超次元呪文を軸にした構築にシフトすると思うんですが、そうすると《異端流しオニカマス》の存在が重いので、そもそも《蒼き団長ドギラゴン剣》自体が使われなくなってしまうかなと。
《奇石ミクセル》や《ポクチンちん》は《“乱振”舞神 G・W・D》がありますが、《異端流しオニカマス》はそういうわけにはいかないので、《”龍装”チュリス》が居る限りは《異端流しオニカマス》が殿堂入りする事は無いと思いますが、《”龍装”チュリス》が殿堂入りした後なら、それと同時に《異端流しオニカマス》は殿堂入りした方が良いと思います。
後は・・・《ポクチンちん》かなーと思うんですが早すぎるんですよね。
主人公デッキでループというのは印象も良くないと思いますし、敷居も高くなるので無くした方が良いと思うんですが、かけるとしたら《アイアン・マンハッタン》と《ガヨウ神》と《ポクチンちん》しか無くて。
《アイアン・マンハッタン》か《ガヨウ神》を失った《ジョット・ガン・ジョラゴン》はかなり弱いと思いますし、でも《ポクチンちん》殿堂はあまりに早いので・・・そうすると《ジョジョジョ・ジョーカーズ》か《ヤッタレマン》ですかね。
《ジョジョジョ・ジョーカーズ》が消えると《パーリ騎士》でのブーストもかなり難しくなるので、そうなると《メイプル超もみ人》を使いたくなるかなと。
そうすると緑ジョーカーズになるので、ループもしづらくなりますし、《ジョジョジョ・ジョーカーズ》で2枚目の《ジョット・ガン・ジョラゴン》を探す流れも無くなるので、《ジョジョジョ・ジョーカーズ》が1番ありそうだなと思います。
ゴゴゴブランドだと《ヘブンズ・フォース》と《ドリル・スコール》ですかね。意外とチェンジザダンテはノータッチだと思います。
※ちなみに、殿堂入りについては1月に改めて動画で考察されるとの事です。お楽しみに!
──フェアリープロジェクト全体の今後や目標を教えて下さい
フェアリー
あんまり考えていませんが、強いていうならもっとフェアリープロジェクトの規模を大きくしたいと考えています。
いろんな人とコラボしてみたいですね。
例えば超ガチCSさんとはフェアリープロジェクトでCSの宣伝をする代わりに超ガチCSからデータを提供して頂く、というWIN-WINの関係が築けていると思いますし、他にも、カードショップを新規で開設したいけど知名度がない・・・なんて人とはフェアリープロジェクトの知名度を利用したコラボができると思っています。
flatさんやしゃまさんでいうところのブックアイランドじゅにあ入間店さんや、ヒカルさんでいうところの遊楽舎さんみたいな存在が出来ると嬉しいですし、それこそフランチャイズみたいに、フェアリープロジェクトの名前とデータ、技術などを提供して、その代わりに収益金を一部頂く、という形なんかもお互いにWIN-WINの関係が築けるんじゃないかと思います。
フェアリープロジェクトのフォロワーだけで7,000人近くいますし、YouTubeのチャンネル登録者数は28,346人なので、影響力は十分にあると思いますので、コラボしないのはもったいないと思うんですよ。
上記に挙げた以外にも、いろんな事に協力できると思っていますし、それがお互いにとって良い関係になると思っているので、とにかく1度声をかけてみて欲しいです。
あと、動画編集スタッフも募集しています。
──フェアリーさんの今後の目標みたいなものはありますか?
目標はそうですねぇ・・・。
今は自分の生活が維持できるレベルくらいの収益ですが、今後はスタッフを雇用できるレベルで支払いができるくらい余裕のある収益にしたいと考えています。
ZweiLance
デュエマのYouTuber界が凄く盛り上がっていますし、これからさらに盛り上げようという流れになっています。
その先頭に立って、対戦チャンネルということで周りを巻き込んで、どんどん盛り上げたいと思っています。
先日、しゃまさんからもフォローを頂きましたし、イベントをやる時のサポートもして頂けるというお話を頂いているので、各YouTuber同士がそれぞれの強みを生かして盛り上げていけたらと思います。
一方で、YouTuberくらいしか盛り上げようという流れが見えないのは今後の課題だと考えています。
これからデュエマを盛り上げていく中で、皆の意思もまた、変える事が出来たらと思っています。
──Zweiさんの今後の目標みたいなものはありますか?
直近だと全国大会日本一決定戦での優勝が目標ですね。
そして・・・野望はシモカワチャンネルのシモさんと歌ってみたのコラボをしたいです!(笑)
フェアリーさんに許可とろうと思ってたんですよ!
フェアリーさん「お、おお。い、いいんじゃないですか。」
──最後に、このインタビューを見て下さった皆様へのメッセージがあればお願いします。
フェアリー
学校やめてから7年とちょっと、自分の力だけで生きてきました。
周りからも凄いとは思うけど怖くないの、と良く言われます。
何もせずにお金が入ってきたら良いですが、そういうわけにもいかないですし。
お金をきちんと稼がないといけない、炎上も防がないといけない、そんな危機感が常にあります。
しかし、その危機感のおかげでこの7年を生きてきました。
リスクしか付きまとってない人生ですが、人間はやっぱりリスクがないと大きなリターンを得る事ができないですから。
なので皆さん、是非リスクを背負っていろんな事にチャレンジしてみましょう!
いつもYouTubeを見て下さっている方、ありがとうございます。
コラボなども随時募集しているので、是非何かあったら話をして頂ければと思います。
あと、CSで声をかけて頂いたりサインを求められるのは嬉しいですし全然OKなので是非是非お声かけ下さい!
ZweiLance
プロ契約と顔出しを期に、動画で伝わらない部分を見せる事ができたかなというのがあります。
プロとしてやっていく上でデュエマのデッキリストとかプレイだけでなく人間として、考え方や生き方を知ってもらいたいと思います。考え方や生き方に共感した人が発信する事は見たくなるじゃないですか。
なのでもし考え方や生き方に共感できたら、他の動画も見てくれたら嬉しいです。
それから、CSで遭遇しても雰囲気が怖いと声がかけにくいと言われる事がありますが、全然そんなことはないです。(笑)
普通の人間なので気軽に話しかけて下さい。
1人1人デッキについてのアドバイスは難しいですが、考え方で悩んでる事とか、背中を押して欲しい事とか、短時間で済む事なら是非話しましょう。
2時間半にもなるインタビューを経て、フェアリープロジェクトの実態が明らかになると共に、フェアリーさんはまるでデュエマの試合のように、あらゆる出来事を、リスクまでひっくるめて勝負事として楽しむ、そんな人生観を持つ人物である事がわかりました。
そして、ZweiLanceさんは自分があまり器用でない事を理解し、読めない未来の事より、その時やりたい事・やれる事に全力を注ぐ事で未来に繋げていく、一点集中型の人物である事がわかりました。
自分の後先は全て自分で決めたい、何事も勝負事として楽しむ、そんなチャレンジャーなフェアリーが作った土台に、一点集中型のZweiLanceが加わり、化学反応を起こす。それが今の『フェアリープロジェクト』なのだと思います。
たった1年半で、名前を知らないDMPはほとんど居ないほどに知名度を伸ばしたフェアリープロジェクト。
コラボやフランチャイズ展開、スタッフの雇用など、今まで以上の発展を目指しているようですが、プロ契約によってその1つが達成されたように思います。
しかし、さらなる飛躍も期待して欲しいと豪語する彼らの今後の展開と発展が今から楽しみです。
フェアリープロジェクトとは
フェアリープロジェクトとは、『フェアリー』と『ZweiLance』による2人組のYouTuber。
デュエルマスターズの環境デッキや地雷デッキによる対戦がその動画の多くを占める。
また、2018年11月30日にはカード通販大手カーナベルとのプロ契約(スポンサード契約)を発表。
これにより史上2人目、3人目のプロプレイヤーが誕生した。
はじめに
今回インタビューさせて頂いたのは、YouTuberとして活動するフェアリープロジェクトのフェアリーとZweiLance。
約1年半前にYouTubeでの活動をスタートした彼は、今や多くのデュエル・マスターズプレイヤーに知られるYouTuberに。
今ではYouTubeで生計を立てる彼は、果たしてどのような思いでYouTubeをはじめ、今に至るのか。
”YouTuberは目指し得”だと思うか?などなど、様々な質問をさせて頂きました。
目次
プレイヤーとしてのフェアリープロジェクト
──デュエル・マスターズはいつ頃からプレイされていますか?
フェアリー
はじめたのはちょうど小学2年生くらいの頃です。
2つ上の先輩から40枚くらいカードを貰って、遊んでいました。
ちょうど10弾くらいの頃ですね。
当時は全然パックを買っていなくて、貰ったカードだけで遊んでました。
そのあと、はじめて買ったのが転生編の頃で、1パックで《悪魔神ドルバロム》が当たって凄く嬉しかった思い出があります。
ZweiLance
《クリスタル・ツヴァイランサー》が出た弾ではじめました。
ちょうどその頃、《クリスタル・ランサー》のデッキを友達から借りて遊んでいたんですが、コロコロコミックで見た《クリスタル・ツヴァイランサー》に一目惚れしてはじめました。
ですが、使ってみて小学生ながらに弱さはわかりましたね。(笑)
当時、自然文明でブーストする、という選択肢にたどり着けず、青黒で組んでたのも原因の1つですが。
──はじめた頃に使用していたデッキは何でしたか?
フェアリー
先輩から貰った40枚のカードなので、本当に文明だけ揃ってる感じのやつです。それこそ言い方はアレですが、紙束みたいな(笑)
ZweiLance
借りてた《クリスタル・ランサー》のデッキですね。
その後は《クリスタル・ツヴァイランサー》を入れた青黒の除去リキピを使っていました。
《腐敗電脳メルニア》なんかも入ってましたね。
──いつ頃から大会に参加しはじめたんですか?
フェアリー
当時青森県に住んでいて、友達とはデュエマをずっと遊んでましたが、ショップ大会がほとんどなくて。
コロコロコミックの漫画の終わりにあるデュエルロードの開催リストは毎回見ていたんですが、近所では全然開催されていませんでした。
ちょうど5年生ぐらいの頃に、突然1店舗現れたんですよ。近隣で開催してくれるショップが。
これはもう行くしかないと思って行きました。
ZweiLance
はじめた月から近所の大会に参加してました。
──最初の大会の成績はどうでしたか?
フェアリー
最初に参加した公認大会では、ヘヴィデスメタルを使って3位くらいになりました。
2重スリーブ、かつガチデッキを使っている大人に勝った時、デッキを投げつけられまして。
この時、「デュエマ楽しいな!」と思ったんですよ(笑)
子供でも大人に通じるんだなと、これだけくやしい思いをさせられるんだなと思って、本気で取り組みたいと思いました。
それからはもう、野球部休んででもデュエルロードに出ていました。肩痛めたとか、足痛めたとか仮病を使って。(笑)
ZweiLance
あんまり勝てなかったですね。
全国大会で優勝した赤単速攻(《放浪兵エルジージョ》や《地獄スクラッパー》が入ってるやつです)をホームページで見かけて、それに切り替えました。
その後は権利?招待状?が貰える大会で優勝する事ができました。
その赤単速攻は今でいうデスザークくらい使った思い出のデッキです。
──CSにはいつ頃から参加されてるんですか?
フェアリー
はじめてCSに出たのが2011年8月頃に開催された、第2回仙台CSです。
知り合いから開催情報を教えて貰って、中学2~3年生くらいの頃に参加しました。
当時はドロマーハンデスを使っていました。
1戦目にあっつんさんと対戦させて頂いたんですが、ネクラ超次元を使われていて、そのプレイも構築も素晴らしかったんですよ。
デュエルロードとの格の違いを見せられたというか。
当時はネットでの交流も一切なくて、ネットに流れている情報も全然見てなかったので、まさしく井の中の蛙でした。
そのCSでは結局2-3で終わりました。
2回目に参加する頃にはGREEのデュエルマスターズのコミュニティでいろいろ交流を取るようになっていました。
その頃に岩手県在住の、同い年の人と良く交流するようになりました。
その人が夜中でもDMvaultをやっていたので、その人と何度も回して調整しました。
その結果、黒緑次元が強いなと思って、3回目に参加したCSに持ち込み、優勝しました。
そのときに黒緑次元を持ち込んだのが自分とUMEBAさんの2人だけで、自分が優勝、UMEBAさんがベスト8だったので、自分は間違っていなかったんだなと確信しましたし、情報交換の大事さをあらためて感じる事になりました。
ZweiLance
2013年頃にはじめて参加しました。
仙台まで札幌からフェリーで行きましたね・・・。
使ったデッキは墓地ソースで、当時は墓地ソース一筋でした。
ちょうど《アクア・メルゲ》だけが殿堂入りで、《盗掘人形モールス》や《疾封怒闘キューブリック》が4枚使えた頃でした。
個人戦は負けてしまったんですが、フェアリーさんと組んだチームでベスト8に入賞したり、サブトーナメント優勝できて喜んでました。
──デュエルロードやCSではガチデッキを使っていたんですね。
そうですね。当時からカジュアルな思考は一切持たず勝ちたがりでしたね。
──影響を受けたプレイヤーは居ますか?
フェアリー
斎藤(@saitou_dm)さんですね。
プレイが上手いのはDMvaultで勝ってたのでログを見て、すぐにわかりました。
デッキの構築に無駄が無く綺麗で、考え方が近いというのがすぐにわかる方でした。
それから斎藤さんと一緒に調整をさせて頂いて、あらためて考え方や波長が合うなと思いつつ・・・一緒に調整をする事で自分に見えてない部分が見えてきました。
そうして一緒に調整してて、「この人には勝てないなあ」と思うくらいに尊敬する人物ですね。
ZweiLance
DMPというわけではないのですが、プロゲーマーのウメハラさんですね。
ウメハラさんの本がローソンに売られているものを買って読んで、勝負に対する考え方を確立しなければ勝てない事を学びましたし、影響は大きかったと思います。
これがきっかけで読書を良くするようになりましたね。これまで何百冊と本を読みました。
そして今、カーナベルからプロ契約(スポンサード)を頂きました。
形式としてはプロゲーマーに近いので、同じような位置にいられる事を誇りに思います。
フェアリープロジェクトの実態や方針について
──YouTubeで活動しようと思ったきっかけは何ですか?
フェアリー
一緒に暮らしてたペットが病気になったんですよ。
医者曰くはもう治らない、と宣言されまして。
親は仕事がある以上、面倒を見る事ができないので自分しか面倒を見てあげられる、一緒にいてあげられる人はいないと思いました。
憧れの斎藤さんと一緒に参加する予定だったCSもキャンセルして、犬と一緒に居てあげました。
そんな時、家で居ながらにして何かできないかと思って、YouTubeをはじめました。
なにかしらの形でデュエマに関わっていないとモチベーションは維持できないし、でもデュエマは捨てたくありませんでした。
そんな中で、自分とデュエマの距離をつなぎとめられる手段だったのがYouTubeだったんですね。
時代の波に乗ってるYouTube、最初は人気者になれればいいなくらいの気持ちでした。(笑)
──YouTuberになる上で、様々なコンテンツがある中であえてデュエマを選んだ理由は何ですか?
フェアリー
やるからには、自分の強みを生かしたいと思ってたんですよ。
そんな中で、すめらぎさんの定期ツイートで「デュエマのYouTubeチャンネルやってます」というのが目に入ったんですね。
見に行ってみたら、2000人ぐらいチャンネル登録してて、すげー!!って思いました。
──周りからは応援されましたか?
フェアリー
いや、そんな事は全然ないですね。
自分自身、人前で話す事なんてほとんどない人間なので、いまだになんでやってるかわからないくらいですよ。(笑)
だから、昔の自分に「君はこれからデュエマのYouTubeチャンネルを開設して登録者数は2万人以上になるよ」って言っても多分信じて貰えないと思います。
そんな人間なので、周りからはなんでやるの?とか、くさいからやめとけ、みたいな意見ばっかりでした。
でも、トップになったら誰からも文句を言われないと思ったので、とにかく挑戦してみようと思いました。
収入を得ているので、親もYouTubeで生計を立てている事に文句を言う事はありません。
──動画の作成にどれくらいかかりますか?
フェアリー
大きく分けて準備、撮影、編集、アップロードの4つの工程になります。
準備段階では、話題のデッキを探したり、目立ってないけど強そうなデッキを探す、対戦用のデッキを作る、スリーブに入れ替える、といった作業があって、これが1時間半くらいです。
その時間は大体ツイキャスしながらとか、ながら作業なのでそれほど苦ではないですね。
撮影は取り直し無しで35分くらいかかります。
その後、カットは動画が35分なら35分以上はかかりますので、動画が35分なら50分くらいかかります。
その他、サムネイル作りと編集を行うと合計で4時間半~5時間くらいになります。
物によっては6時間くらいかかりますね。
──最近では毎日2本ずつ動画を上げていますが、そうすると10時間以上に・・・?
そうですね。(笑)
ですが、作業の間に遊べますし、仕事と違って敬語を使って人と話す必要ない、着替えも必要ない、いつ起きても良い、とかとにかく細かいところが楽ですね。
撮影は楽しいですし、それこそ撮影してる最中に実はめちゃくちゃ強くない?と思ってその週のCSに持ち込んだりとか。
撮影で使ったネタデッキが思いのほか強かった時は、改造してガチに昇華することもあるますし、撮影が無ければ普段触らないようなものから”気づき”が生まれるので、撮影はかなり楽しんでやっています。
──楽しくない作業はありますか?
カットが1番嫌いです。自分の喋りとか動作の無駄を洗い出す作業じゃないですか。
ああ、ここ無駄だったな、みたいなのを思うので好きにはなれないですね。
──力を入れている部分はどこですか?
フェアリー
”フェアプロといえばサムネイル”と言いたいくらいにはサムネイルに力を入れてます。
サムネイルだけで動画より長く編集時間をかけることもあるくらいで。(笑)
3個くらい並べてどれがいいかなー、みたいなのを考える事もあります。
──何故サムネイルに力を?
例えば「デュエマ」で検索して上位にいくつか出てきたとして、サムネイルが綺麗でわかりやすい方が目に留まりやすいじゃないですか。
もっといえば汚い扉よりは綺麗な扉を開きたい、みたいな。
やっぱり、開いて実際に見て貰わないことにははじまらないので、サムネイルにはかなり力を入れてます。
ZweiLance
『拡大』ですね。
例えばミユミユさんが《オールデリート》をめくるシーンなんかは、
・どれくらいリピートするか
・どれくらい拡大するか
を工夫しています。
ノーカットだと実は結構殺風景で、編集は偉大ですね。
──プロ企画ではスライドも多く、台本作りから大変そうですよね。
フェアリーさん
あれ、台本ないですね。(笑)
カットのおかげでサクサク進行していますが、文字書くより喋る方が、アドリブの方が上手い人間なので、なにも書いてません。
──編集は妥協していますか?
最低限のラインは妥協しませんが、それ以上は結構妥協しますね。
まったく妥協せずに何日とかけて編集する事もできますが、投稿ペースを守って皆様に動画をお届けするのも大事だと思いますので、ある程度の妥協はあります。
──仕事をしている時期の編集はどのように?
動画をクラウド管理していて、PCやiPhoneで動画を共有していました。
通勤中にiPhoneで撮影した動画を何度か見て、カットしたい箇所の目印をつけたり編集したいところをいくつか考えておいて、帰宅してから編集作業をばーっとやってました。
──趣味を仕事にされてる上でつらさみたいなのはありますか?
フェアリー
やっぱり、どうしてもデュエマ以外の趣味は削らざるを得ません。
例えば、自分の場合シャドウバースも遊んでるんですが、動画のために時間を削るという事もあります。
その分デュエマを遊べてるので、全然そんなに苦にならないですね。
ただ、風邪の時はちょっとつらいです。(笑)
── ”その分デュエマを遊べてる”といっても、嫌になったりする事はないんですか?
全く無いですね。
あくまで個人的な意見ではありますが、良く、趣味を仕事にすると、それは趣味でなくなるみたいな話はありますよね。
そういう風に嫌になるという事は自分の性格上は無いですね。
趣味を仕事にすると、生活の中心にその趣味が来ることになりますが、おそらく趣味を仕事にするとそれは趣味でなくなる、と言ってる人は生活の中心に置くほどの時間遊べるだけの熱量が無かっただけじゃないかなと思えてしまうんですよね。そういうイメージがあります。
それくらい自分の中ではデュエマに対する熱量みたいなものが高くて、動画作成も含めて楽しんでいます。
ZweiLance
(※今年11月にZweiLanceは本業であるSEをやめて退社。YouTuberに専念する事を発表。)
デスザークのプレイに関してはある程度の自信がありますが・・・実は他のデッキあんまり回せてないんですよね。
練習中の光景を見て、プロのくせにこんなもんか(笑)と、意外と凡人なところをみられてしまう可能性がある・・・そんなプレッシャーはあります。
カードの時間の余裕はまだあんまりなくて、カーナベルで寄稿する記事の打ち合わせや動画の編集などに時間を割いていますが、プロとしてはずかしくないプレイをできるように、カードの時間も取っていきたいと考えています。
──フェアリーさんは、幅広いデッキを回す事に長けていますよね。
そうですよね、フェアリーさんは多くのデッキを9割くらいの精度で回してくれるので、動画の幅が広がります。
一方で、自分のように1つのデッキを長期間調整し続けるという事はあまり無いので、フェアリーさんと自分は全然違うキャラクターなんですよね。
自分の場合、完璧主義に近いので今まで調整し続けたデッキに対して、他のデッキもその完成度まで行かないと、使いたくないんですよ。
『モルトNEXT』を使っていた頃もそうでした。
ほとんどの場合、そのデッキを半年くらい使い続けるので、急に環境に浮上してきたデッキがあっても、半年調整し続けたデッキほどの完成度まで到達することはほとんどなく、使わない事が多いですね。
『デスザーク』はプレイの柔軟さもありましたし、たまたま環境的にずっと強かったのでこれまで勝ち続ける事が出来ましたが、いずれそうじゃなくなる日が来ると思いますので、それが全国大会日本一決定戦までの課題ですかね。
──”趣味は仕事にし得”だと思いますか?
フェアリー
今の時代なら、とりあえずやってみれば良いんじゃないかなと思います。
やりたい事をやるために、やりたくない事をやるのは自分は効率が悪いと思っています。
やりたい事に全力を注いで、それで生きた方が効率良いんじゃないですか。
ただ、やりたい事だけをやって生きるというのは、今の時代でないと出来ない事なのは確かですよね。(笑)
自分が生まれるのが10年ズレていたらこうは行かないと思いますし、そういう意味では生まれる時代という面において”引きが良かった”と思います。
ZweiLance
うーん・・・難しいですね。
ゲームが好きな人がゲームセンターで働いても楽しくないかもしれないですし、デュエルが好きな人がプロになったとして、結果に繋がらないとクビ、という状況を楽しくないと思う人は少なくないんじゃないでしょうか。
そういう点で、趣味を仕事にする事は難しいと思いますし、万人にオススメできる話ではないです。
ですが、自分は今の状況を楽しいと思っています。
もちろん、プロ契約についてはカーナベルさんあってのありがたい話です。
仕事をやめ、YouTubeを本業にして、カーナベルとプロ契約を結んだ事によるプレッシャーはありますが、自分はそれを楽しめています。
こうしたプレッシャーが嫌になっちゃう人もいるだろうし、潰れちゃう人もいると思います。
遊ぶだけなら責任はありませんが、仕事になると責任が伴うところもきついですよね。
そうしたプレッシャーを楽しめる人なら、良いと思います。
──キャラづくりはしてるんですか?
フェアリー
自分は結構文句言いたくなるタイプなんですよ。
それこそ言い方アレですけど、意味不明なコメントがあるとつい反論したくなります。(笑)
ですが、そういうわけにもいかないので反応しないでおく、みたいなキャラづくりはしています。
あと、カードキングダムさんの動画って大人なのに凄い盛り上がってるじゃないですか。
本気で楽しんでる感じがひしひしと伝わるんですよ。
あれを目指して、ちょっとだけテンションは上げて喋るようにしています。
──ぶっちゃけ、YouTubeでの収益はどれくらいですか?
フェアリー
はじめてすぐは50円くらいで、その次が1000円くらい、その次が5000円くらいでした。
詳細な金額までは言えないんですが、最近では一人暮らしに困らない程度の月収で安定しています。
動画が伸びると、その1.5倍くらいになりますね。
──正直、デュエマも10年先続いている保証はないですよね。将来の不安は無いですか?
フェアリー
不安が無いといえば嘘になりますが、自分はデュエマに魅力があると思っています。
それだけ価値のあるものなら、10年先になくなる事は無いと思っています。
もしなくなってたら、それは自分の見る目が無かったということですね。
正直、会社だっていつ無くなるかわからないじゃないですか。
だったら、自分で選択肢を選べる方が良いなと思うんですよ。
YouTuberなら、自分でやってるので先の選択肢は常に自分で選ぶ事になるじゃないですか。
僕は自分に自信があります。自分の事は自分が良くわかっていますからね。だから、人生は自分で歩みたいんですよ。後先は自分で見て、自分で選びたいです。
YouTuberだからYouTubeが無くなると何も残らないかというとそうではなくて、人脈も技術もつくので、最悪YouTubeで稼ぐことが成立しなくなっても、いろいろな選択肢があると思っています。
ZweiLance
自分は将来を考えずに生きています。
当初行きたかった大学があったんですが、高校3年生になった時に急に気が変わって、別の学校に行きました。
結構ころころ考えが変わるので、身内の間でも良く手のひら返しをする人間として通っていますし、手のひらバトライ閣なんて言われたりもします。(笑)
今どうしたいかだけを重視して将来を考えないように生きてるんですよ。
その方が、物事進めやすいので。
その時々のやりたいことを1番に優先して、それを全力でやってきたからこそ、今の自分に繋がっていると思っています。
親族からもカードばかり遊ぶ自分を見て将来を心配されていましたが、今はその遊びを仕事にしているので、文句は言われなくなりました。
確かに、デュエマが10年先続いている保証は無いですよね。ですが、情熱をそそいだ先になにも得られないなんて誰も言えないじゃないですか。
10年間での技術の発展は目まぐるしいものがありました。
10年でゲーム機も凄い進化しましたよね。これを10年前に予想しろと言われても無理な話ですし、今も10年後の予想はできません。
先読みできないからこそ、今を大事にした方が、良い未来がくると自分は思っているので、これまでそういう生き方をしてきました。
──YouTubeの登録者数って気にされてるんですか?
フェアリー
はじめた当初は他のデュエルマスターズをメインに取り扱うYouTuber全員のチャンネル登録者数を毎日どれくらい伸びているかをチェックしていました。
今だとflatさんのチャンネル登録者数と比べてどれくらい近づけたかを見ています。
3か月前くらいは圧倒的な差があったんですが、今は結構縮まってきていますね。
──YouTubeでの活動において、大事にしているものはありますか?
フェアリー
炎上しない事ですね。
ですが、これが非常に難しいんですよ。
自分の見えていない範囲の事を意識しなければいけないじゃないですか。
全く視点が違う人の事を考えなければいけませんからね。
エゴサももちろんしています。そうして、見てくれた人の意見を取り込んで、見る側の気持ちを意識できるように努力しています。
あとはもうとにかく見て面白いと思って貰えるコンテンツを頑張って作っています。
再生数が伸びなかった動画についてはその都度、何が悪かったのかを考察して、2度と繰り返さないように工夫しています。
──プレイヤーとしての活動において、大事にしているものはありますか?
ZweiLance
不器用なりにCSに出続ける事を大事にしています。
欠かさず毎週、土日に出てきました。
万全な状態で挑んだ土曜日のCSが無意識のうちにころっと負ける事があって。
調整してる時は完璧だと思っていたんですが、勝負してはじめて自分が慢心していた事に気づくんですよ。
それが土曜日のCSなら、日曜日に修正して挑んでいます。
このように、CSを通して学ぶ事・理解する事が多いので、場数を踏むということを大事にしています。
CSに出続けたからか勝負慣れして、余裕が出てきました。
殺意のオーラを感じるという人も中には居ますが。(笑)
結果が伴っている人を相手にすると手が震えたりするじゃないですか。
相手だけが緊張している、半ばマウントを取ったような状態でいられるというのは、少なからず結果に影響を及ぼしていると思いますね。
──YouTubeで活動していて良かったところ、面白かったエピソードはありますか?
フェアリー
先日、DMGP6thに参加したんですがサインの列がやばかったですね。(笑)
自分とZweiLanceさんとすめらぎさんの3人チームで参加したんですが、100回以上話しかけられましたし、他にも写真撮影や握手、サインなど・・・凄かったです。
「子供と見てます」とか、いろいろと声をかけて頂いて、登録者数という数字からでは中々実感できないものを実感させて頂きました。
ZweiLance
まさかYouTubeだけで生活できるレベルになるとは思ってなかったので、それが良いところですかね。(笑)
働かずに食べていくのは難しいですが、その生活の手段としてYouTubeがあるのは大きいですし、その土台を作ってくれたフェアリーさんには本当に感謝しています。
今はカードの対戦ばかりですが、自分自身の考え方なども発信していきたいと考えているんですよ。
そのきっかけを探っていたので、カーナベルさんとのプロ契約は良い機会をくれた形になりますし、そうした面でもYouTubeをやっていて良かったなあ、と思います。
──ZweiLanceさんとの関係って、かなり親密に見えるんですが、実際のところどうなんですか?
フェアリー
いつから仲良くなったかは覚えていないですね・・・。
中学2年生ぐらいの頃にGREEでツヴァイランスとかいうイキった名前のやつおるなあ(笑)くらいに思ったのがきっかけです。
その頃から少し話してて、GREEからTwitterに移行した時にもフォローをさせて頂いて。
それから、通話とかDMvaultとかもちょこちょこするようになって、いつしか自分の事とかも話すようになりました。
その時に、ツヴァイさんとは生き方や考え方がかなり近いな、と思ったんですよ。
有名、人気者になりたいからフィーチャー席にうつりたいけど、「フィーチャーして欲しい人手をあげて」って言われても手をあげられないみたいなところまでそっくりでした。(笑)
それこそ、ずっと「対戦相手の人、手をあげてくれないかなぁ」って思うんですよね。
今でも通話は沢山しますが、内容はYouTubeの事が3割、デュエマの事が2割だとすると、他は人生について話してます。
知り合ってから5~6年くらいになりますが、喧嘩もしたことないですね。
人生における相棒・・・みたいな。自分は本当そう思ってます。
──じゃあ、フェアリープロジェクトを立ち上げる時も2人で?
いや、そうでもないですね。
YouTubeはじめる時は、とにかく行動しようと思って。
ヤマダ電機いって、6万円のカメラと20万円のパソコン買ってきたんですよ。
で、フェアリープロジェクトやるけど一緒にやらない?とはツヴァイさんに言ったんですが。
最初はそんな乗り気でなく乗ってこなかったですね。
後から、やってみようかなって話しかけられて、今のような状況になりました。
──チャンネル開設当時から、チャンネル登録者数で競ったりしていたんですか?
最初はチャンネル登録者数で競っていました。
やるからには勝負事として考えていましたので。
──フェアリーさんは勝負事が大好きなように見えますね。
そうですね。
自分の場合、勝負事なしの人生はありえないと思っているくらいなので、普通に勉強して普通に仕事をして普通に結婚して、みたいなのは考えられないんですよ。(笑)
だから、高額なカメラとパソコンと機材を買って自分を追い込んで勝負しました。
なので、全てを捨てて挑戦する前から「これはちょっと・・・」みたいな事を言ってる人を見ると、デッキを実際に使って調整してみる前から「これは弱そうだから良いや」って言ってるエアプと重なって見えるんですよ。
言い方悪いですけど、人生エアプというか。まず、全てを捨ててやってみてから考えません?ってなるんです。
実際、全てを捨てて何かに集中しても、真剣に取り組めば何も残らないとか、生きていけないという事はないと思います。
今だから言える話ですが、小学生の頃、親からお小遣いを貰えなくて。
なので、相場を調べて安いカードをヤフーオークションで売って利益にする、いわゆる転売をしていました。
高校生くらいの頃は親にパチンコ屋に連れていかれて。
10万くらいを元手にネットに書いてある事を全部実行して、これは勝ったなと思ったんですが結果は10万円負けで。(笑)
それを勉強代と思ってとにかくトライ&エラーで改善し続けましたね。
勝負に負けるのは嫌いなので。(笑)
パチンコってギャンブルだと思う人が多いと思うんですが、勝ち続ける人が世の中に居る以上これは勝ち続けられるんだ、勝負事なんだと思ってひたすら勉強して、勝ち続けられるようになりました。
先ほど話したように犬が病気を患ってからは家に居なければいけないのでパチンコはやめる事になるんですが、その後のYouTubeも勝負事のように挑みました。
──YouTubeは元々見てて、それではじめたんですか?
フェアリー
いいえ、当時の自分は全然YouTube見てなかったので最初は対戦動画とか見てても何が面白いのかわかりませんでした。
ただ、面白いと思わないからこそ、”自分ならこうする”が見えてたんですよ。
例えば、片方のプレイヤーが1分くらい長考する場面。見てる側からすればただ暇なだけなんですよ。
他のYouTuber、例えばヒカキンさんの動画とか見てても1分暇な場面とか、まず無いですからね。
そうした長考の場面をカットしている方は当時、ほとんど居ませんでした。
1本20分の対戦動画を、それこそ0.1秒、0.2秒の単位で全部カットして見やすくして。
盤面から目を離す機会を無くしたんですよ。
で、その次はテロップをつけてわかりやすくして。
デュエマの試合なら1試合1試合重ねるごとにプレイミスを洗い出すじゃないですか。
そんな風に勝負だと考えて動画の改善点を挙げて、クオリティアップを重ねていきました。
ただ、1週間かけて凄い動画が上がるよりも毎日面白い動画を見ていたい人間なので、毎日編集できる量以上の事は求めずに、なおかつ毎日見たくなるような動画のクオリティを目指しました。
──他のデュエマのYouTuberの存在も意識しているんですか?
自分は自分、だと思っていますが一応、周りもみていますね。
ZweiLance
実は、フェアリープロジェクトがはじまる前に個人のチャンネルを持ってたんですよ。ニコニコ動画にも投稿した事があります。
最初はDMvaultの対戦を撮影して投稿していて、次第にリアルでの撮影も行いました。
正直そんなに伸びると思ってなかったんですが、意外と伸びて、コラボしたいと言われる事も増えました。
当初はクソ田舎で身内と撮影していて、その後札幌に引っ越してからも2、3本くらい動画を出していました。
撮影して投稿する意欲はありましたが、やる以上結果が欲しいんですよ。
ただ、毎日投稿するとなると自分だけじゃ無理だなと。
そんな中で、フェアリーさんがフェアリープロジェクトという土台を作ってくれて、今に至ります。
──これからYouTuberにチャレンジしよう、という人も居るかと思いますが、その人の背中を押しますか?
フェアリー
今だと有名どころは多い順に上から並べて、しゃまさん、マッチーさん、flatさん、シモカワチャンネルさんの5つくらいだと思うんですよ。
しゃまさんは王道の開封動画、
flatさんはCSで勝ってるデッキレシピの紹介、
マッチーさんはショップ大会の実況、
シモカワチャンネルさんはほぼ毎日高額のオリパを開封、
そしてフェアリープロジェクトはガチデッキの対戦動画やデッキ解説・・・といった具合に上の5つのチャンネルのジャンルがそれぞれわかれているんですよ。
各ジャンルのトップが上にきたんだなあ、と思います。
逆にいえば付け入る隙が無いくらい、新たに上位に食い込むチャンネルは現れないので、新たなる刺客が出てくれば良い刺激になるなあ、と思いますし、今以上に盛り上がると思います。
なので、人間全部捨てて、本気で1つの事にチャレンジすれば最低でも技術がつくと思いますし、YouTubeはデュエマより運の絡まない、実力の世界なので”挑戦し得”だと思っています。
──新たなる刺客が現れると、視聴者の奪い合いになりませんか?
界隈の盛り上がりが1番なので、あまりその辺りは考えていません。
それに、同じようなチャンネルが出来たところで、それで見られなくなるようなことなら自分の方がクオリティが低いという事じゃないですか。そんなチャンネルに成り下がる気はないので、心配もしていません。
ここ数年、YouTubeをやっててデュエマのYouTube界に新たな刺客となるような存在が現れなくて。大体1ヶ月や2ヶ月で投稿をやめちゃうんですよ。
なんで出て来ないのかなあ、と思ってるくらいなので、新たなる刺客みたいな存在が現れれば、それこそ勝負をしてお互いに成長していけると思うので是非歓迎したいですね。
ZweiLance
デュエマのYouTuberでも、このジャンルといえばこの人、というのが確立されつつあります。
彼らに劣らないクオリティで分野と戦っていかなければならないですし、彼らはそれを仕事にしているので、険しい道だと思います。
自分の場合、仕事が忙しい時期はCSで編集ができない時期もフェアリーさんがこつこつやってくれていたのでなんとかなりましたが、差別化の工夫と、月に何本も上げるというのは、片手間で出来るものではありません。
ですが、新たな人が参入してくるというのは、それだけDM界の発展に繋がるので、チャレンジして欲しいと思います。
──ホームページもはじめられましたが、何故ホームページをはじめようと思ったんですか?
フェアリー
きっかけはツヴァイさんが大学でプログラミングをやってて、ホームページ作る事もできるよみたいな事を持ちかけられて。
お互いにアイディアがあれば出そうみたいに言ってたのでツヴァイさんから提案してくれたんですよ。
自分としてはやる分に損はないですし、影響力も十分にあると思ったのではじめてみました。
──開設当時と比べると更新の頻度はかなり落ちてるようですが、モチベーションが低下したんですか?
フェアリー
いや、そんな事はないですね。
先日、デッキレシピの使用許可の件で炎上したんです。
自分としてはデッキレシピに著作権があるわけではないので、公開されているデッキレシピを引用するのは全く問題がないと思っていました。
ただ、これは使われる側の気持ちに配慮されたものではないので、当然これを嫌がる人も居たんですね。
これがきっかけで炎上しました。
炎上は絶対にしたくない、そういう思いがあるので、方針が中途半端なまま更新を続けるより、きちんとした方針を打ち出してからサイトの更新をしたいと考えています。
サイトの完成度についても、かなり完成度の高いものが作れたと自負しているんですが、あれについても手を抜いて早く公開する事は出来るわけじゃないですか。
ただ、自分としては手を抜いて中途半端にする事は絶対にしたくないんですよ。
それくらい、中途半端な事が嫌いなので、今回の炎上の件についても2度と繰り返さないために方針が中途半端なまま更新を継続する事はしませんでした。
──サイトを公開してみて、反響はどうでしたか?
フェアリー
見た人からはかなりの好評を頂けました。
動画で使ったデッキの公開とかも想像以上の反響を頂けました。
──サイトのこれからについてはどのように考えていますか?
フェアリー
Tierランキングは前々からやりたかった事なんですが、今までのTierランキングは1人のプレイヤーの独断と偏見で作られるものだったじゃないですか。
今回、超ガチCSさんの方で参加分布や入賞デッキリストなど、様々なデータを継続的に提供して頂ける運びになったので、そうしたデータを参考に作成した、より正確なTierランキングを作ってみたいと考えています。
サイト完成度の高さとコンテンツの充実度については良いところとして評価して頂きました。一方で先ほど挙げた炎上した一件については悪いところとして露呈したわけですから、それがわかった以上は時間をかけてでも正確な舵取りをしたいと考えています。
ですので、やめるつもりは一切ないですし、モチベの下降もありません。
カーナベルとプロ契約を結んだフェアリープロジェクト
──プロとして、なにをしたいですか?
フェアリー
プロとしてやりたい事はプロ契約の発表の際にほとんど話しているので、それ以外だと・・・
自分自身、競技思考のプレイヤーなのでフェアリープロジェクトではガチ寄りの動画が多いですが、小さい子のファンも意外と多いんですよ。
なので、自分とカジュアルに触れ合える機会として、オフ会みたいなイベントを開いてみたいと考えています。
それから、今のデュエルマスターズの公式側とプレイヤー側に壁があるように思っています。
例えば、シャドウバースでは有名である、または実力のあるプレイヤーや配信者が公式大会で実況解説に参加したり、公式チャンネルに出ていますが、そういうのはデュエマだとまだ無いですよね。
そうした『壁』があるせいでプレイヤーが目立てる機会が少ないと感じています。
UDB ~アルティメット・デュエマ・バトル~は実力のあるプレイヤーが目立てる企画として、とても良かったと思っていたのですが、終わってしまったんですよね。
今では定期的にDMGPや超CSといった中型・大型の公式大会が定期的に行われるようになりましたし、公式以外の大型大会も増えてきました。
ここからさらに1歩生み出してプレイヤーにスポットライトが当たって、プレイヤーにファンがつくといいなと思っています。
──しかし、MTGを競技向けにシフトする反面、子供向けのコンテンツとして生まれたTCGがDMである事を考えると、競技向けにシフトしていく事は難しいように思いますが。
時代は変わっています。
こんなガチ寄りのフェアリープロジェクトを、小さな子供が沢山見てくれている時代です。
シャドウバースの公式大会では強いプレイヤーを実況に招待しているので、ほとんど遊んだことのないプレイヤーでも、そのゲームの奥深さというのがすぐに伝わるようになっています。
例えば、白零サッヴァークVSデスザークの対面において、《追憶人形ラビリピト》のランダムハンデスで《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を落とさなければいけないシーンでは、素人目に見ればそれはプレイミス、または甘いプレイと捉えられますが、実際には33%の確率で《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》を落とさなければ結果敗北につながる・・・というケースがあります。
それを解説して欲しいわけです。
デュエル・マスターズはゲームの性質上、子供でも気軽に参加できて、そして本気で取り組めば子供でもプロを目指す事ができると考えています。
それは、MTGにはできない事だと思います。
しかし、公式とユーザーの間にある壁は、一般のプレイヤーが壊す事は難しいと思うので、プロとして公式とユーザーの間にある壁を壊す事が出来たらいいな、と思っています。
──プロ契約後、周囲の反応はどうでしたか?
ZweiLance
大学の同級生から連絡がきましたね。
実は毎日チャンネルみてたよ まさか○○だったなんて、って。(笑)
フェアプロっていろんな人が見てるとは思っていましたが、まさかの出来事でした。
プロ契約にネガティブな人はいなかったです。
フェアリー
DMGPでお世話になったチーム「Heaven'sDice」の面々にもプロ契約の事を報告しましたが、ついに来たか。君らなら妥当みたいな話をしてくれました。
1番仲良い人たちが認めてくれて、心の底から応援してくれたのが嬉しかったです。
──フェアリープロジェクトのプロ契約について、自分達ではどう思っていますか?
フェアリー
自分は動画に注力していた期間はCSに出ていなかったので、プレイヤーとしてのプロではなく、動画のプロだよね、と言われてしまう可能性もありました。
しかし、その間はZweiさんがCSで勝ってくれていたので、動画のプロという烙印が押されずに済んだというのはあると思います。
これまでやってきたことは間違いじゃなかったんだなという思う事ができました。
プロ契約前、実はZweiさんの仕事をやめさせる事が夢だったんですよ。
今年土台をつくる事に専念して、そうしていたらカーナベルさんからプロ契約のお話が来て、それらによってZweiさんが仕事を辞める事が出来たので、内部的な目標は達成できましたね。(笑)
皆が幸せになるプロ契約でした。
ZweiLance
フェアリーさんは中卒で一般的なよくある人生からは外れてるんですが、自分は大学まで卒業して、キャリアが重要視される傾向にある職業であるSEに勤めましたから、これまでコツコツ積み重ねたものを1年で全てドブに捨てて趣味で生活していくというのは、相当な覚悟が必要でした。そこに居れば将来安泰ですからね。
別にカーナベルから仕事をやめろと言われたわけではないですし、仕事を続けながらプロもできたわけですが、プロという肩書を貰って半端な事は出来ないな、と。
最初はなんとか両立できないかと思いましたが、自分はあまり器用ではないので全力を注がないと無理かなと。それに、フェアリーさんが頑張っているのに自分が頑張れないというのは無理だな、と思いました。
それほどにプロ契約はインパクトの大きいものがありましたし、迷いはなかったですね。
仕事をやめるきっかけを頂けたと思っています。
──YouTubeの収益率悪化の可能性についてどう思いますか?
フェアリー
まあ、困りますね。
かといって自分の知名度が消えるわけではないですから、それを生かしていくらでもやれると思っています。
また、YouTubeの収益率が悪化してユーザーが離れる時というのは、他の配信サイトがユーザーを誘い込むチャンスでもあります。
なので、YouTubeの収益率が悪化したとしても、それがイコール生活できないという事ではないと考えています。
その他、雑談
──有料記事(note)はどれくらいの人数が購入しましたか?
ZweiLance
DMGP7th3位 黒単デスザーク 全解説 noteについては、大体400人くらいですね。
大体30万くらい得られた計算になります。
発信力の自力さえあれば、ブログを持っていなくても発信できるようになったわけですから、noteの存在と、その文化が根付いた事は大きいと思います。
一方で、まだまだ結果ありきな部分がありますが、結果を出した人間の調整記録を500円で買えるのは破格だと思います。
──デスザーク使いとして、玄渦についてどう思いますか?
ZweiLance
現環境で何に入るのかというところですよね。そもそもにして入りそうなデッキが無いので・・・カードだけ見るとつらいのは確かですが、生かすポテンシャルのあるデッキがないように思います。
現状ではそれこそデスザークに親を殺されたみたいなやつぐらいしか使わないんじゃないかなと。
デスザークにこだわる必要ないですし、構築をいびつにしてまで対策するべきカードではないと思うから、もし流行ればデスザークを使う事は無くなると思います。
──冬の殿堂入りはどのように考えていますか?
ZweiLance
《堕魔ヴォガイガ》か、《追憶人形ラビリピト》の2択だと思いますが、どっちかかけたくらいじゃ止まらないと思うんですよね。
ボード取る勝ち筋がメインなので、《堕魔ヴォガイガ》からの展開力が残れば《追憶人形ラビリピト》が無くても問題ないですし、上手く回れば掘り切る事もできますし。
逆に《堕魔ヴォガイガ》が無くなった場合も、引かなかったと思ってプレイすれば良い話なので、本気で消すつもりなら2種類とも殿堂入りにしてくるでしょうけど、それはあんまりないんじゃないかと思っています。
フェアリー
不満が無いので何も殿堂入りしなくて良いとは思いますが、もしかけるならデスザークからは《堕魔ヴォガイガ》、バスターからは《”龍装”チュリス》ですかね。
今までも周囲のカードをかけてきたように、《蒼き団長ドギラゴン剣》自体は凄い良いカードだと思うので、残してくると思います。
《”龍装”チュリス》が殿堂入りになった場合、1枚のそれを引かれて3ターンキルされてイラつくというのはあると思いますが、今までも《メガ・マナロック・ドラゴン》を引かれて負けてイラつく事はあったので、あんまり変わらないかなと。
むしろ1枚引けてラッキーみたいな要素はデュエマらしいので、アリかなと思います。
もし、《”龍装”チュリス》がかかるなら《異端流しオニカマス》は同時に殿堂入りすると思います。
《”龍装”チュリス》の殿堂後は超次元呪文を軸にした構築にシフトすると思うんですが、そうすると《異端流しオニカマス》の存在が重いので、そもそも《蒼き団長ドギラゴン剣》自体が使われなくなってしまうかなと。
《奇石ミクセル》や《ポクチンちん》は《“乱振”舞神 G・W・D》がありますが、《異端流しオニカマス》はそういうわけにはいかないので、《”龍装”チュリス》が居る限りは《異端流しオニカマス》が殿堂入りする事は無いと思いますが、《”龍装”チュリス》が殿堂入りした後なら、それと同時に《異端流しオニカマス》は殿堂入りした方が良いと思います。
後は・・・《ポクチンちん》かなーと思うんですが早すぎるんですよね。
主人公デッキでループというのは印象も良くないと思いますし、敷居も高くなるので無くした方が良いと思うんですが、かけるとしたら《アイアン・マンハッタン》と《ガヨウ神》と《ポクチンちん》しか無くて。
《アイアン・マンハッタン》か《ガヨウ神》を失った《ジョット・ガン・ジョラゴン》はかなり弱いと思いますし、でも《ポクチンちん》殿堂はあまりに早いので・・・そうすると《ジョジョジョ・ジョーカーズ》か《ヤッタレマン》ですかね。
《ジョジョジョ・ジョーカーズ》が消えると《パーリ騎士》でのブーストもかなり難しくなるので、そうなると《メイプル超もみ人》を使いたくなるかなと。
そうすると緑ジョーカーズになるので、ループもしづらくなりますし、《ジョジョジョ・ジョーカーズ》で2枚目の《ジョット・ガン・ジョラゴン》を探す流れも無くなるので、《ジョジョジョ・ジョーカーズ》が1番ありそうだなと思います。
ゴゴゴブランドだと《ヘブンズ・フォース》と《ドリル・スコール》ですかね。意外とチェンジザダンテはノータッチだと思います。
※ちなみに、殿堂入りについては1月に改めて動画で考察されるとの事です。お楽しみに!
──フェアリープロジェクト全体の今後や目標を教えて下さい
フェアリー
あんまり考えていませんが、強いていうならもっとフェアリープロジェクトの規模を大きくしたいと考えています。
いろんな人とコラボしてみたいですね。
例えば超ガチCSさんとはフェアリープロジェクトでCSの宣伝をする代わりに超ガチCSからデータを提供して頂く、というWIN-WINの関係が築けていると思いますし、他にも、カードショップを新規で開設したいけど知名度がない・・・なんて人とはフェアリープロジェクトの知名度を利用したコラボができると思っています。
flatさんやしゃまさんでいうところのブックアイランドじゅにあ入間店さんや、ヒカルさんでいうところの遊楽舎さんみたいな存在が出来ると嬉しいですし、それこそフランチャイズみたいに、フェアリープロジェクトの名前とデータ、技術などを提供して、その代わりに収益金を一部頂く、という形なんかもお互いにWIN-WINの関係が築けるんじゃないかと思います。
フェアリープロジェクトのフォロワーだけで7,000人近くいますし、YouTubeのチャンネル登録者数は28,346人なので、影響力は十分にあると思いますので、コラボしないのはもったいないと思うんですよ。
上記に挙げた以外にも、いろんな事に協力できると思っていますし、それがお互いにとって良い関係になると思っているので、とにかく1度声をかけてみて欲しいです。
あと、動画編集スタッフも募集しています。
──フェアリーさんの今後の目標みたいなものはありますか?
目標はそうですねぇ・・・。
今は自分の生活が維持できるレベルくらいの収益ですが、今後はスタッフを雇用できるレベルで支払いができるくらい余裕のある収益にしたいと考えています。
ZweiLance
デュエマのYouTuber界が凄く盛り上がっていますし、これからさらに盛り上げようという流れになっています。
その先頭に立って、対戦チャンネルということで周りを巻き込んで、どんどん盛り上げたいと思っています。
先日、しゃまさんからもフォローを頂きましたし、イベントをやる時のサポートもして頂けるというお話を頂いているので、各YouTuber同士がそれぞれの強みを生かして盛り上げていけたらと思います。
一方で、YouTuberくらいしか盛り上げようという流れが見えないのは今後の課題だと考えています。
これからデュエマを盛り上げていく中で、皆の意思もまた、変える事が出来たらと思っています。
──Zweiさんの今後の目標みたいなものはありますか?
直近だと全国大会日本一決定戦での優勝が目標ですね。
そして・・・野望はシモカワチャンネルのシモさんと歌ってみたのコラボをしたいです!(笑)
フェアリーさんに許可とろうと思ってたんですよ!
フェアリーさん「お、おお。い、いいんじゃないですか。」
──最後に、このインタビューを見て下さった皆様へのメッセージがあればお願いします。
フェアリー
学校やめてから7年とちょっと、自分の力だけで生きてきました。
周りからも凄いとは思うけど怖くないの、と良く言われます。
何もせずにお金が入ってきたら良いですが、そういうわけにもいかないですし。
お金をきちんと稼がないといけない、炎上も防がないといけない、そんな危機感が常にあります。
しかし、その危機感のおかげでこの7年を生きてきました。
リスクしか付きまとってない人生ですが、人間はやっぱりリスクがないと大きなリターンを得る事ができないですから。
なので皆さん、是非リスクを背負っていろんな事にチャレンジしてみましょう!
いつもYouTubeを見て下さっている方、ありがとうございます。
コラボなども随時募集しているので、是非何かあったら話をして頂ければと思います。
あと、CSで声をかけて頂いたりサインを求められるのは嬉しいですし全然OKなので是非是非お声かけ下さい!
ZweiLance
プロ契約と顔出しを期に、動画で伝わらない部分を見せる事ができたかなというのがあります。
プロとしてやっていく上でデュエマのデッキリストとかプレイだけでなく人間として、考え方や生き方を知ってもらいたいと思います。考え方や生き方に共感した人が発信する事は見たくなるじゃないですか。
なのでもし考え方や生き方に共感できたら、他の動画も見てくれたら嬉しいです。
それから、CSで遭遇しても雰囲気が怖いと声がかけにくいと言われる事がありますが、全然そんなことはないです。(笑)
普通の人間なので気軽に話しかけて下さい。
1人1人デッキについてのアドバイスは難しいですが、考え方で悩んでる事とか、背中を押して欲しい事とか、短時間で済む事なら是非話しましょう。
インタビューを終えて
2時間半にもなるインタビューを経て、フェアリープロジェクトの実態が明らかになると共に、フェアリーさんはまるでデュエマの試合のように、あらゆる出来事を、リスクまでひっくるめて勝負事として楽しむ、そんな人生観を持つ人物である事がわかりました。
そして、ZweiLanceさんは自分があまり器用でない事を理解し、読めない未来の事より、その時やりたい事・やれる事に全力を注ぐ事で未来に繋げていく、一点集中型の人物である事がわかりました。
自分の後先は全て自分で決めたい、何事も勝負事として楽しむ、そんなチャレンジャーなフェアリーが作った土台に、一点集中型のZweiLanceが加わり、化学反応を起こす。それが今の『フェアリープロジェクト』なのだと思います。
たった1年半で、名前を知らないDMPはほとんど居ないほどに知名度を伸ばしたフェアリープロジェクト。
コラボやフランチャイズ展開、スタッフの雇用など、今まで以上の発展を目指しているようですが、プロ契約によってその1つが達成されたように思います。
しかし、さらなる飛躍も期待して欲しいと豪語する彼らの今後の展開と発展が今から楽しみです。
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