【デュエルマスターズ】『ミステリーパック』１パック１８０円値引きの店があるってマ？　安いうちに得しよう、というカード考察

ミステリーパックの値下がりについて

税込で１パック３８０円のミステリーパック。

《龍の極限ドギラゴールデン》だけに採用されていた、ペリッと剥がせるシールが張られたカードが１パックに１枚入っているという事で、かなり面白いパックになってます。
パックを剥いてすぐ何が出たかわかるのではなく、さらにもう１段階シールを剥く事ではじめて当たりかハズレかわかる、というのは中々に盛り上がるので、YouTubeを中心にかなり人気だったパックなわけですが・・・

そのパックの目玉であるシングル価格でも上位にくるトップレアのカードが《テック団の波壊Go!》や《フェニックス・ライフ》、《ナゾの光リリアング》《ノリのりん》《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》の９００～１０００円台で、これを超えるカードが無い事、そして何よりパックの値段が高い事もあってどこのカードショップでもパックの値段は少しずつ下がってきている印象があります。

デュエマ「ミステリーパック」大幅値下げ！

通常販売価格より180円引きの

1パック200円（税込）で販売させていただきます！ pic.twitter.com/QCWFqYbjDK

— カードショップ　ヤシロ (@cardshopYASHIRO) 2018年10月23日

上に挙げたのはその極端な例という事になるので、流石に半額近い割引はそうそう見る事はないと思いますが。
事実としてそういうショップがあるというのは、マジか。って思います。

そこで、パックの値段が安いうちに、新規収録カードのシングル価格が低いうちに得をしよう、という事でいくつかのカードについて考察していきたいと思います。

泡の魔神・アワンデス

相手の場に、相手のマナゾーンの枚数より多いコストを持つクリーチャーが居るとG・ゼロで召喚できる《泡の魔神・アワンデス》。
場に出た時、相手のクリーチャーを１体手札に戻す事ができます。

ということは・・・



《テック団の波壊Go!》で《禁断～封印されしX～》の封印をすべて手札に戻して、《伝説の禁断 ドキンダムX》の面に裏返せば、相手の場に９９コストのクリーチャーがある事に。
《泡の魔神・アワンデス》をG・ゼロで召喚できるようになり、さらに出た時の効果で《伝説の禁断 ドキンダムX》を手札に戻せばゲームに勝利できます。

《オールデリート》を主軸にしたデッキは今まで、《オリオティス・ジャッジ》などのカードと《テック団の波壊Go!》をコンボさせてはじめて《禁断～封印されしX～》をケアしていましたので、ケアの方法が緩くなった、あるいは採用する文明を減らせる、という意味では中々良さそうです。

特に、禁断入りのゴゴゴを相手にした時にS・トリガー《テック団の波壊Go!》で相手の封印をすべて飛ばして、返しのG・ゼロ《泡の魔神・アワンデス》で勝てるのは良さそうですが、どうでしょうか。



Twitterを中心に既に話題になっていますが、相手のマナゾーンのカードを減らす（ランデス）カードとも相性が良くて、ランデスしたターンにバトルゾーンに干渉できない難点を克服してくれるカードです。

お互いのマナゾーンをすべて手札に戻す《神々の逆流》との相性は特に良くて、相手のマナを０枚にするので相手の場にクリーチャーが居る限り絶対にG・ゼロ条件を満たす上に、《神々の逆流》の難点であるバトルゾーンに触れられない問題も解決します。
おまけに序盤マナに置いてても《神々の逆流》で手札に戻ってきてるので、全く問題がないという辺りも良いですよね。

ナゾの光・リリアング

エスケープを持ったコスト２、２０００のメタリカのカード。
それだけでもそんなに悪くないカードですが、キズナを持っており、出た時に自身のキズナを使えば手札からコスト3以下の光の呪文を唱える事ができます。

《ダイヤモンド・ソード》が発動できるだけで十分強いですが、せっかくなら序盤から機能させたいところ。



《超次元サプライズ・ホール》なら序盤から横並びできるので相性抜群。
ゴクガサイクルやブライゼシュートの動きを鈍足化させる事ができる《イオの伝道師ガガ・パックン》を出しても強いですし、《時空の英雄アンタッチャブル》を出せば、エスケープ持ちの《ナゾの光・リリアング》＋選ばれない《時空の英雄アンタッチャブル》のパッケージで《乱振”舞神”G・W・D》で除去されないようにしておいて、《共鳴の精霊龍サザン・ルネッサンス》に繋げるのも良さげです。

コスト１の光のクリーチャー
↓
《ナゾの光・リリアング》＋《超次元サプライズ・ホール》（時空の英雄アンタッチャブル）
↓
《赤攻銀マルハヴァン》

・・・という流れも綺麗に繋がるので、かなりアリ寄りな予感。
どうですかね。

ヘビー級ヘビー

なんとも懐かしい効果である『究極進化』を持った《ヘビー級ヘビー》ですが、究極進化MAXに繋げるロマン構築だけでなくコスト３のQ・ブレイカーという性能を生かしたデッキも構築できそうです。

というのも、シールド０枚の状態での《閃光の守護者ホーリー》がケアできないデッキというのは今でも少なくないので、《超獣軍隊ベアフガン》のデッキは今でもそこそこ嫌らしいんですが、環境で良く見かける《奇石ミクセル》《ポクチンちん》を突破するためには絶対に《ツクっちょ》を引けていないと（あるいはサーチしないと）いけないという難点を抱えます。

元々進化先をサーチしつつ安定した３ターンキルを行っていたベアフガンにとって、サーチしなければならないカードが増えたのは痛手。
しかし、《ヘビー級ヘビー》なら《奇石ミクセル》《ポクチンちん》があっても問題なくシールドを割りに行く事ができます。
先行なら《獣軍隊ベアッサー》への侵略は問題なく出来ていると思いますし、後攻でも安定した４ターンキルが狙えると考えれば、中々悪くないか、むしろ《超獣軍隊ベアフガン》より使用感が良いかもしれません。
そう考えると、評価も良くなるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

印鑑D

見た目強いんでいつか環境で見る事になるかもしれません。
そんなカードですが、なんとかして手札が増えた後に減らせれば何度も攻撃できると誰もが考えることでしょう。



種族がハンターなので、一応アタック時に《狩人秘伝ハンター・ファイア》を捨てれば効果を起動するよりも前に手札を減らせます。
《日曜日よりの使者メーテル》と組み合わせれば山札を４枚掘れるので、面白い攻め方ができるかもしれません。
ロマン寄りですが、ハンターで何かしたいって考えてた人からすれば面白いカードが出たのかな、って印象のカードです。

最後に

今回は、『来年の２ブロックを面白いものにしよう』ってコンセプトのパックだったと思うので、性能が控えめなのは仕方ないのかな、という印象があります。
一方で、通常環境が主流である以上やっぱり売れ行きが厳しいんだろうな、というのもまた１つありますし、通常環境の目線で見るとハイリスクミドルリターンな感は否めないので、良いタイミングでシングルやパックを安く購入できれば爆アド、という感じなんじゃないかなと思います。

ただ、悪いところばかりかというとそういうわけではなくて、ペリッと剥くシールの発想はおもちゃを主軸に商売してきたタカラトミーならではのアイディアだと思いますし、今後の２ブロックCSでこのパックのカードが活躍する事があれば、一気に売れそうですよね。GP8ｔｈも２ブロックが１日ある事ですし、権利戦の後半戦もあって２ブロックのプレイヤーが着々と増えていそうなのもポイントです。

それではまた。

コメント：　コメント(18)