【デュエルマスターズ】意外と知らない『入れ替える』ルール

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今回は入れ替えるについて解説していきたいと思います。

入れ替えるとは、革命チェンジやJチェンジでバトルゾーンのクリーチャーと対象のゾーンのクリーチャーが入れ替わるようにそれぞれの位置を交換する効果のことで、例えば革命チェンジの場合は手札のカードとバトルゾーンのカードが入れ替わります。

普通に場に出る場合と違って、入れ替わる場合特有のルールがあり、それが総合ゲームルールに掲載されました。


701.25a入れ替えるとは、2つのゾーンにある別々のカードの場所を交換するということです。このとき、入れ替えられてバトルゾーンに出たクリーチャーは、入れ替える前のクリーチャーの位相と状態を引き継ぎます。（革命チェンジやＪチェンジで入れ替えられたカードは攻撃状態にあります。）

状態を引き継ぐということは、パワーのマイナスやターンの終わりに破壊される効果など、付与された効果を引き継ぐのではないか？という謎が残りました。その後、

701.25b入れ替わったクリーチャーは攻撃を引き継ぎます。ただし、攻撃は継続しますが別のクリーチャーなので、入れ替わる前のクリーチャーにかかっていた効果があったとしてもそれは引き継ぎません。

という風に追記され、付与された効果は引き継がれない事がわかりましたが、細かいところがわかりにくいという声も見かけました。

そこで、今回はそれを解説していこうと思います。



まずは１つ目。
《メガ・マナロック・ドラゴン》で攻撃する時、《蒼き団長ドギラゴン剣》の使用宣言をして、革命チェンジした。
《蒼き団長ドギラゴン剣》に革命チェンジした後、待機している《メガ・マナロック・ドラゴン》の攻撃する時の効果は処理できるか。

これは処理できます。
付与された効果は引き継がれませんが、アタックトリガーは付与する能力ではなく、単に処理を待っているだけです。
待機中の効果が失効するわけではないので、問題なく処理できます。





２つ目。
《ソーナンデス》で攻撃する時、《ジョット・ガン・ジョラゴン》にJチェンジさせた。
《ソーナンデス》の場を離れた時の効果は処理できるか。

これは処理できます。
先ほどと同様に、付与された効果は引き継がれませんが、場を離れた時の効果は付与する能力ではなく、単に処理を待っているだけです。
待機中の効果が失効するわけではないので、問題なく処理できます。





３つ目。
《”龍装”チュリス》をB・A・D２を使用して召喚して、《蒼き団長ドギラゴン剣》に革命チェンジした場合、《蒼き団長ドギラゴン剣》はB・A・Dの効果を引き継いでいるのか。

これは引き継ぎません。
総合ゲームルールにあるように、入れ替えた場合は別のクリーチャーになり、付与された効果が引き継がれないため、B・A・Dの効果は蒼き団長ドギラゴン剣に引き継がれず、ターンの終わりに破壊されません。





４つ目。
パワーアタッカーを持ったクリーチャーから革命チェンジした場合、そのパワーアタッカーを引き継いでいるのか。

これは引き継ぎません。
総合ゲームルールにあるように、入れ替えた場合は別のクリーチャーになり、付与された効果が引き継がれないため、パワーアタッカーは革命チェンジ先に引き継がれません。





５つ目。
《二刀流トレーニング》を付与したクリーチャーから革命チェンジした場合、アンタップされているのか。

これはアンタップ状態を引き継ぎます。
クリーチャーの位相、つまりはタップ状態アンタップ状態は引き継ぎますので、革命チェンジより前に《二刀流トレーニング》の効果で革命チェンジする対象のクリーチャーをアンタップしておけば、入れ替えた後もアンタップ状態となります。

ただし、革命チェンジより前にアンタップしておかなければいけない事と、革命チェンジしたクリーチャーは基本的に召喚酔いなので、アンタップしていても再度攻撃できない状況が多い事には気をつけたいですね。



余談ですが、質問される事の多いケースを紹介しておきます。



《ソーナンデス》で攻撃する時、《ジョット・ガン・ジョラゴン》にJチェンジさせた。
《ジョット・ガン・ジョラゴン》の攻撃する時の効果は使えるのか。

これは使えません。
《ジョット・ガン・ジョラゴン》は攻撃状態を引き継ぎますが、攻撃する時の効果は攻撃を行う事を決定した段階でしかトリガーしません。





ゴッドリンクしているクリーチャーで攻撃する時、《時の法皇ミラダンテⅩⅡ》の革命チェンジを使用宣言して、ゴッドのうちの片方を手札に戻した。この場合は革命チェンジできるのか。

これは革命チェンジできます。
片方のゴッドが残りますが、入れ替える事に成功しているからです。
片方のゴッドが残りますが、攻撃は引き継いでいるので、場に残ったゴッドの攻撃は終了し、《時の法皇ミラダンテⅩⅡ》が攻撃を引き継ぐ事になります。





《龍装艦チェンジザ》で攻撃する時、《時の法皇ミラダンテⅩⅡ》の革命チェンジを使用宣言をして、革命チェンジしつつ《龍装艦チェンジザ》の効果で呪文を唱える事はできるか？

これは順序を工夫すれば唱える事ができます。
革命チェンジの使用宣言してすぐに革命チェンジを行わなければいけないわけではありません。
なので、同時に待機状態である革命チェンジと攻撃する時の効果のうち、好きな順番で処理できます。
この時に《龍装艦チェンジザ》の効果を処理して、その後に《時の法皇ミラダンテⅩⅡ》に入れ替えれば、《龍装艦チェンジザ》問題なく呪文が唱えられます。

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