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2019.11.17 00:00 | |
【インタビュー】カーナベル代表取締役社長 三浦真家さん&Tレボ担当社員にインタビュー! DECKMAKERやガチまとめでおなじみ、Tレボは既に1億円が投じられている!? |
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今回はカーナベル代表取締役社長 三浦真家さんと、Tレボの担当の方に独占インタビューさせて頂きました。ありがとうございます。
以下、Tレボ公式サイトより引用
私達カーナベルは2019年、トレカ業界を盛り上げるために本格的な活動に入ります。
これまでは「トレカ通販会社」の活動のみでしたが、会社も成長しトレカ業界に貢献する新しいステージに入りました。
現在、トレカ業界が1000億円以上の市場となり発展しているのも、メーカーの皆様(コナミさん、タカラトミーさん、ウィザーズさん、ブシロードさん)、アニメ制作者の方々、全国の店舗さん、大会開催者などの長年の積み重ねがあってのこと。
私達もトレカ業界の進展に協力すべく2019年「トレーディングカードレボリューション(革命)プロジェクト」=【Tレボ】を立ち上げました。
【Tレボ】はカーナベルのプロジェクトでは無く、「トレカ業界をより面白くより良い世界にしたい!」という思いの方々で集め、みんなで革命(レボリューション)を起こす!というものです。
Tレボでは4つのテーマの柱を持っています。
カーナベルのクリエイティブな企画、IT・AIの技術力を活かし、アプリなどを提供します。
・デッキを手軽に作って、みんなに公開できる「デッキメーカー」
・人工知能「AI」技術でトレカ商品を識別し相場価格を出す「プライ」(β版)
トレカユーザーが必要な良質な情報、トレカ記事を提供!
・トレカ情報サイト「ガチまとめ」→3ヶ月で100万PV達成
このサイト企画では、トレカライターを輩出したり、デッキレシピを公開したりと、
ユーザーが参加できるサイトとなっております。
・個人同士で手軽にトレカ売買できるアプリ「ラクトレ」(近日リリース予定)
本当っに手軽に売買できるトレカに特化したアプリを提供します。
手軽にデッキを売り、新しいデッキを作る事ができれば、たくさんのデッキで遊ぶ事ができます。
プロリーグイベント、女性専用大会などを試験的に行ない、幅広い層にトレカを広げる可能性を模索中。
また、全国のカードショップさんと「トレカ業界を盛り上げる」理念で協業を模索中。
これらのサービスインフラを整えつつ、トレカという競技、趣味のブランディング化を行い、世間にトレカ業界のイメージ向上を行なっていきます。
またトレカ業界は二次サービス(現在、私達がやっている取り組み)のレベルが未成熟なため、
まだまだ伸びしろが大きい業界でもあり、市場を2倍(2000億)にでも増やせる余地がある業界です!
このような状況の2019年、みんなで手を取り合い、トレカ業界に革命”Tレボ”を起こしませんか!?
カーナベル株式会社 代表取締役 三浦真家
今回、カーナベル株式会社代表取締役社長の三浦真家さんと、Tレボ担当社員の方にお話をお伺いしました。

──どことは言いませんが、先駆者を参考にしたところはありますか?
非常に直感的でデッキが組みやすいPC向けの遊戯王のデッキ作成ツールがあったのですが、そちらがサービスを終了してしまったので、これに近いサービスをスマホで展開しようという話になったのがスタートでした。
(三浦社長)
──DECK MAKERの”強み”を教えて下さい。
スマホに特化した直感的な操作が強味です。
ガチまとめにデッキを投稿するシステムが実装されていたり、「Algolia」という強力な検索エンジンを用いておりますので、検索がやりやすいところは大きな強みとなります。
・・・が、まだまだ発展途上なところも多いので、今後さらに強化させていく予定です!(三浦社長)
──DECK MAKERはアプリではないんですね。
そうなんです。ウェブブラウザから開けるので、インストールの必要がありません。
かわりに、ホーム画面にDECK MAKERを開くボタンを追加する機能(PWA)が実装されています。
この機能を使って閲覧して頂ければ、アドレスバーなどが無い状態で閲覧でき非常に見やすくなりますので、是非お試し下さい。
もちろん、アプリではないのでアップデートの必要もありません。(三浦社長)
▼ PWAによってアプリではないDECK MAKERでもホーム画面に追加できる。

▼ ブラウザ版と異なり、アドレスバーなどが無く快適だ。

──今後、DECK MAKERで改善、実装予定の機能はありますか?
・画像の読み込み速度の改善
・SNS共有ボタンの実装やガチまとめに公開した場合のURLの共有の実装(※先日実装されました)
・カード絞り込み検索をわかりやすくする
・カード絞り込み検索をもっと多岐にわたって絞り込めるようにする
・お試しドロー機能の追加
・ガチまとめに公開されるデッキレシピが多く、どんどん流れてしまうため、目当てのデッキを見つけられるシステムの実装
・ブログに貼り付けるためのコード生成機能
・PCでも使えるような改修
以上の点について、今後改善、実装する予定です。
今後もユーザーさんの声を聞きながら、少しずつ改善していくのでご期待下さい!(デッキメーカー開発担当川満)

──プライの”強味”を教えて下さい。
”手軽さ”ですね。

相場情報が写真で撮るだけで一発でわかる、カード名を手入力して検索するより手軽で早いのが魅力です。
まだ精度はそこまで高くないですが、皆さんに使って頂いて学習させていくことでどんどん精度が上がっていきます。(三浦社長)
──プライはどのような方をターゲットにしたサービスですか?
プライはリリースする事を決めてからターゲット層を考えはじめたので、どの層をターゲットにするかは何度も変わりましたね(笑)
Tレボのアプリはまだまだリリースまでに時間がかかってしまうけど、プライのサービス単体であれば今から公開できるので、だったら公開してしまおうと。
なので、今はお試し期間に近いような形となります。(三浦社長)
──今後、プライで実装予定の機能はありますか?
複数枚のカードを同時に撮って金額を出せるようにしたいと考えています。
例えば、40枚のデッキを1度に撮影してこのデッキはいくらぐらい、というのが表示できたら良いなと。
その月にどんなカードを買って、いくらぐらい使ったのか記録する家計簿みたいな使い方を目指しても楽しそうだなと思っています。
リサイクルショップなどのカードの相場に詳しくない店舗に利用して頂けるようにしていきたいとも考えております。(プライ開発担当梅田)
──確かに、リサイクルショップは相場にあまり詳しくないだろうな、と思える値段設定のカードが置いてあることがありますよね。
そうなんですよね。
カードに詳しくない人でも手軽に相場を知ることができるツールとして、今後は店舗もターゲットにしていける精度にしたいと考えております。
また、今後の展望としてはAPIとして他の方や他社様にもプライのシステムを使って頂けたらと思っております。
例えばデネブログさんであれば、カードの写真を撮ったら、そのカードに関連したデネブログさんの記事を検索できる、みたいなシステムも作れるようにしたいなと思っております。
カードに限らず、例えば古いおもちゃ等の様々なジャンルに対応させる事でサービスを転用できますし、そういった形でプライが様々なところで運用・普及していけばいいなと考えております。(三浦社長)
──DECK MAKER、プライ共にカーナベルの収益に直接つながりにくいサービスに見えますが、これらをリリースした事でカーナベルにどのようなメリットがあるのでしょうか?
収益化については長いビジョンで考えていて、実は既に1億円を投じています。
ユーザーが集まって皆が使うようになって知名度を上げた先でどのような収益化ができるのかを考えようと思っていますので、今のところDECK MAKERやプライを直接収益につなげる事をまだ具体的に考えていません。
──そうなんですか!?
フリマアプリのラクトレがリリースされた際にはDeck Makerで構築されたデッキパーツをラクトレで購入できるようにしたり、プライで撮影したカードをラクトレにカード情報を自動で出力した状態で出品できるようなサービス展開によって、ラクトレの利用に伴う間接的な収益を得ることができるので、全くないというわけではありませんが。(笑)
また、収益に繋がらないところもガチまとめやカーナベルの通販サイトで(相場情報などを)活用する事で役立ってくれると思います。(三浦社長)
▼ カーナベル代表取締役社長 三浦真家さん

──やはり、1億円という金額を投じてサービスを展開するというのは難しい決断だったのではないですか。
GAFA(*1)の本を読むなど、ビジョンは高く持つようにしています。
今回の「Tレボ」プロジェクトも相当なリスクがあり、成功するかは誰にもわかりません。
ですが、必ず発展し、成功するという確信をもってプロジェクトに投じております。
*1・・・アメリカ合衆国に本拠を置く、Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc. の4つの主要IT企業の頭文字
”ただの通販サイトではつまらない”という気持ちが自分の中で強く、ただの通販サイトにとどまらない様々な企画をしていこうと常々考えております。
そうした中で今回、TCGを遊ぶ上でのインフラになりえるようなサービスを作りたいと考えてプロジェクトを始動しました。
人が動いている分、多額のお金が必要ですが、例えば教わる場合も一流の人に教わる事で一流の社員に育て上げ、どこに出しても通用するようなツールに、TCG業界のスタンダードにとどめたサービスではなく、社会全体で通用するサービスに今後進化させていくことができると考えています。(三浦社長)
──そういった意味では、TCG業界としては類を見ない規模のプロジェクトになりそうですね。
そうですね。
デュエルスペースを設け、その場所でTCGを流行らせるべく尽力している実店舗を持つカードショップと異なり、ネットショップとして既に市場が形成されて流行っている中に便乗する形で利益を上げてきた事は確かです。
利益を上げ、十分な企業体力がある今なら、お世話になったTCG業界に恩返しができる。
「今が攻め時だ。」と考えてプロジェクトを始動しました。
自分達なりのやり方でTCG業界に恩返しし、今まで以上にTCG業界を盛り上げていきたいという気持ちが大きな原動力になっております。(三浦社長)
──しかし、企業としては賃金や固定資産税、運営資金等があり収益に繋げなければやっていけないのではないですか?
まずはユーザーが必要とするものを作り、集まったユーザー層や集まったユーザーが求めるものをみてから収益化を考えようと思っています。
また、通販サイトカーナベルやガチまとめ、10月下旬頃リリース予定のトレカフリマアプリ「ラクトレ」ので運用する予定ですので、相互作用があるという意味では既に収益に繋がるようなシステムにはなっております。(三浦社長)
──DECK MAKER、プライの開発秘話があれば教えて下さい。
DECK MAKERにはデッキにカードを入れる時に指で上になぞるだけで入れる事ができる(スワイプで入れられる)機能がありますが、実はスワイプでカードをデッキに入れる機能はハードルが高く、当初予定のリリース日に間に合わないだろうと断念する流れになっていました。
ですが、やはり使っていて楽しい、わかりやすい機能なのでどうしても採用したいと考え最後まで諦めなかった結果、挫折しかけましたがなんとかギリギリリリース日までに実装する事ができました。(デッキメーカー開発担当川満)
──苦戦されたんですね。
DECK MAKERの開発陣は2名で、二人三脚で作ったツールになります。
ベテランの古賀さんはエンジニアとしての目線、入社1年目の川満さんはユーザー目線で開発を進め、
お互いの目線・考え方の違いゆえに沢山ぶつかったりもしましたが、最終的には互いの弱点を補うあうようにして良いものができました。(三浦社長)


こんな感じで、アニメ1クール分にもなりそうなプライ君の詳細な設定が練りこまれていたりします。(笑)(プライ開発担当梅田)
”既に1億円が投じられている”──。
TCGは、もはや”ただのおもちゃ”とは言い切れないほどに膨大な経済力を伴っているコンテンツなのだとあらためて理解させられる事となった。
果たしてその”未来への投資”が生きるか、死ぬか。それは三浦社長の采配と社員の活躍次第だといえる。
業界への恩返し、そしてインフラを整える事で新たな事業の柱としていくとしたカーナベルの”Tレボ”の今後に期待したい。


TCG革命【Tレボ】とは?
以下、Tレボ公式サイトより引用
私達カーナベルは2019年、トレカ業界を盛り上げるために本格的な活動に入ります。
これまでは「トレカ通販会社」の活動のみでしたが、会社も成長しトレカ業界に貢献する新しいステージに入りました。
現在、トレカ業界が1000億円以上の市場となり発展しているのも、メーカーの皆様(コナミさん、タカラトミーさん、ウィザーズさん、ブシロードさん)、アニメ制作者の方々、全国の店舗さん、大会開催者などの長年の積み重ねがあってのこと。
私達もトレカ業界の進展に協力すべく2019年「トレーディングカードレボリューション(革命)プロジェクト」=【Tレボ】を立ち上げました。
【Tレボ】はカーナベルのプロジェクトでは無く、「トレカ業界をより面白くより良い世界にしたい!」という思いの方々で集め、みんなで革命(レボリューション)を起こす!というものです。
Tレボでは4つのテーマの柱を持っています。
トレカツール創作
カーナベルのクリエイティブな企画、IT・AIの技術力を活かし、アプリなどを提供します。
・デッキを手軽に作って、みんなに公開できる「デッキメーカー」
・人工知能「AI」技術でトレカ商品を識別し相場価格を出す「プライ」(β版)
トレカ情報サイト
トレカユーザーが必要な良質な情報、トレカ記事を提供!
・トレカ情報サイト「ガチまとめ」→3ヶ月で100万PV達成
このサイト企画では、トレカライターを輩出したり、デッキレシピを公開したりと、
ユーザーが参加できるサイトとなっております。
売買インフラ
・個人同士で手軽にトレカ売買できるアプリ「ラクトレ」(近日リリース予定)
本当っに手軽に売買できるトレカに特化したアプリを提供します。
手軽にデッキを売り、新しいデッキを作る事ができれば、たくさんのデッキで遊ぶ事ができます。
イベント・大会・デュエル場
プロリーグイベント、女性専用大会などを試験的に行ない、幅広い層にトレカを広げる可能性を模索中。
また、全国のカードショップさんと「トレカ業界を盛り上げる」理念で協業を模索中。
これらのサービスインフラを整えつつ、トレカという競技、趣味のブランディング化を行い、世間にトレカ業界のイメージ向上を行なっていきます。
またトレカ業界は二次サービス(現在、私達がやっている取り組み)のレベルが未成熟なため、
まだまだ伸びしろが大きい業界でもあり、市場を2倍(2000億)にでも増やせる余地がある業界です!
このような状況の2019年、みんなで手を取り合い、トレカ業界に革命”Tレボ”を起こしませんか!?
カーナベル株式会社 代表取締役 三浦真家
インタビュー
今回、カーナベル株式会社代表取締役社長の三浦真家さんと、Tレボ担当社員の方にお話をお伺いしました。
まずは、DECK MAKERについてお伺いします。

──どことは言いませんが、先駆者を参考にしたところはありますか?
非常に直感的でデッキが組みやすいPC向けの遊戯王のデッキ作成ツールがあったのですが、そちらがサービスを終了してしまったので、これに近いサービスをスマホで展開しようという話になったのがスタートでした。
(三浦社長)
──DECK MAKERの”強み”を教えて下さい。
スマホに特化した直感的な操作が強味です。
ガチまとめにデッキを投稿するシステムが実装されていたり、「Algolia」という強力な検索エンジンを用いておりますので、検索がやりやすいところは大きな強みとなります。
・・・が、まだまだ発展途上なところも多いので、今後さらに強化させていく予定です!(三浦社長)
──DECK MAKERはアプリではないんですね。
そうなんです。ウェブブラウザから開けるので、インストールの必要がありません。
かわりに、ホーム画面にDECK MAKERを開くボタンを追加する機能(PWA)が実装されています。
この機能を使って閲覧して頂ければ、アドレスバーなどが無い状態で閲覧でき非常に見やすくなりますので、是非お試し下さい。
もちろん、アプリではないのでアップデートの必要もありません。(三浦社長)
▼ PWAによってアプリではないDECK MAKERでもホーム画面に追加できる。

▼ ブラウザ版と異なり、アドレスバーなどが無く快適だ。

──今後、DECK MAKERで改善、実装予定の機能はありますか?
・画像の読み込み速度の改善
・SNS共有ボタンの実装やガチまとめに公開した場合のURLの共有の実装(※先日実装されました)
・カード絞り込み検索をわかりやすくする
・カード絞り込み検索をもっと多岐にわたって絞り込めるようにする
・お試しドロー機能の追加
・ガチまとめに公開されるデッキレシピが多く、どんどん流れてしまうため、目当てのデッキを見つけられるシステムの実装
・ブログに貼り付けるためのコード生成機能
・PCでも使えるような改修
以上の点について、今後改善、実装する予定です。
今後もユーザーさんの声を聞きながら、少しずつ改善していくのでご期待下さい!(デッキメーカー開発担当川満)
プライについてお伺いします。

──プライの”強味”を教えて下さい。
”手軽さ”ですね。

相場情報が写真で撮るだけで一発でわかる、カード名を手入力して検索するより手軽で早いのが魅力です。
まだ精度はそこまで高くないですが、皆さんに使って頂いて学習させていくことでどんどん精度が上がっていきます。(三浦社長)
──プライはどのような方をターゲットにしたサービスですか?
プライはリリースする事を決めてからターゲット層を考えはじめたので、どの層をターゲットにするかは何度も変わりましたね(笑)
Tレボのアプリはまだまだリリースまでに時間がかかってしまうけど、プライのサービス単体であれば今から公開できるので、だったら公開してしまおうと。
なので、今はお試し期間に近いような形となります。(三浦社長)
──今後、プライで実装予定の機能はありますか?
複数枚のカードを同時に撮って金額を出せるようにしたいと考えています。
例えば、40枚のデッキを1度に撮影してこのデッキはいくらぐらい、というのが表示できたら良いなと。
その月にどんなカードを買って、いくらぐらい使ったのか記録する家計簿みたいな使い方を目指しても楽しそうだなと思っています。
リサイクルショップなどのカードの相場に詳しくない店舗に利用して頂けるようにしていきたいとも考えております。(プライ開発担当梅田)
──確かに、リサイクルショップは相場にあまり詳しくないだろうな、と思える値段設定のカードが置いてあることがありますよね。
そうなんですよね。
カードに詳しくない人でも手軽に相場を知ることができるツールとして、今後は店舗もターゲットにしていける精度にしたいと考えております。
また、今後の展望としてはAPIとして他の方や他社様にもプライのシステムを使って頂けたらと思っております。
例えばデネブログさんであれば、カードの写真を撮ったら、そのカードに関連したデネブログさんの記事を検索できる、みたいなシステムも作れるようにしたいなと思っております。
カードに限らず、例えば古いおもちゃ等の様々なジャンルに対応させる事でサービスを転用できますし、そういった形でプライが様々なところで運用・普及していけばいいなと考えております。(三浦社長)
──DECK MAKER、プライ共にカーナベルの収益に直接つながりにくいサービスに見えますが、これらをリリースした事でカーナベルにどのようなメリットがあるのでしょうか?
収益化については長いビジョンで考えていて、実は既に1億円を投じています。
ユーザーが集まって皆が使うようになって知名度を上げた先でどのような収益化ができるのかを考えようと思っていますので、今のところDECK MAKERやプライを直接収益につなげる事をまだ具体的に考えていません。
──そうなんですか!?
フリマアプリのラクトレがリリースされた際にはDeck Makerで構築されたデッキパーツをラクトレで購入できるようにしたり、プライで撮影したカードをラクトレにカード情報を自動で出力した状態で出品できるようなサービス展開によって、ラクトレの利用に伴う間接的な収益を得ることができるので、全くないというわけではありませんが。(笑)
また、収益に繋がらないところもガチまとめやカーナベルの通販サイトで(相場情報などを)活用する事で役立ってくれると思います。(三浦社長)
▼ カーナベル代表取締役社長 三浦真家さん

──やはり、1億円という金額を投じてサービスを展開するというのは難しい決断だったのではないですか。
GAFA(*1)の本を読むなど、ビジョンは高く持つようにしています。
今回の「Tレボ」プロジェクトも相当なリスクがあり、成功するかは誰にもわかりません。
ですが、必ず発展し、成功するという確信をもってプロジェクトに投じております。
*1・・・アメリカ合衆国に本拠を置く、Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc. の4つの主要IT企業の頭文字
”ただの通販サイトではつまらない”という気持ちが自分の中で強く、ただの通販サイトにとどまらない様々な企画をしていこうと常々考えております。
そうした中で今回、TCGを遊ぶ上でのインフラになりえるようなサービスを作りたいと考えてプロジェクトを始動しました。
人が動いている分、多額のお金が必要ですが、例えば教わる場合も一流の人に教わる事で一流の社員に育て上げ、どこに出しても通用するようなツールに、TCG業界のスタンダードにとどめたサービスではなく、社会全体で通用するサービスに今後進化させていくことができると考えています。(三浦社長)
──そういった意味では、TCG業界としては類を見ない規模のプロジェクトになりそうですね。
そうですね。
デュエルスペースを設け、その場所でTCGを流行らせるべく尽力している実店舗を持つカードショップと異なり、ネットショップとして既に市場が形成されて流行っている中に便乗する形で利益を上げてきた事は確かです。
利益を上げ、十分な企業体力がある今なら、お世話になったTCG業界に恩返しができる。
「今が攻め時だ。」と考えてプロジェクトを始動しました。
自分達なりのやり方でTCG業界に恩返しし、今まで以上にTCG業界を盛り上げていきたいという気持ちが大きな原動力になっております。(三浦社長)
──しかし、企業としては賃金や固定資産税、運営資金等があり収益に繋げなければやっていけないのではないですか?
まずはユーザーが必要とするものを作り、集まったユーザー層や集まったユーザーが求めるものをみてから収益化を考えようと思っています。
また、通販サイトカーナベルやガチまとめ、10月下旬頃リリース予定のトレカフリマアプリ「ラクトレ」ので運用する予定ですので、相互作用があるという意味では既に収益に繋がるようなシステムにはなっております。(三浦社長)
──DECK MAKER、プライの開発秘話があれば教えて下さい。
DECK MAKERにはデッキにカードを入れる時に指で上になぞるだけで入れる事ができる(スワイプで入れられる)機能がありますが、実はスワイプでカードをデッキに入れる機能はハードルが高く、当初予定のリリース日に間に合わないだろうと断念する流れになっていました。
ですが、やはり使っていて楽しい、わかりやすい機能なのでどうしても採用したいと考え最後まで諦めなかった結果、挫折しかけましたがなんとかギリギリリリース日までに実装する事ができました。(デッキメーカー開発担当川満)
──苦戦されたんですね。
DECK MAKERの開発陣は2名で、二人三脚で作ったツールになります。
ベテランの古賀さんはエンジニアとしての目線、入社1年目の川満さんはユーザー目線で開発を進め、
お互いの目線・考え方の違いゆえに沢山ぶつかったりもしましたが、最終的には互いの弱点を補うあうようにして良いものができました。(三浦社長)


こんな感じで、アニメ1クール分にもなりそうなプライ君の詳細な設定が練りこまれていたりします。(笑)(プライ開発担当梅田)
最後に
”既に1億円が投じられている”──。
TCGは、もはや”ただのおもちゃ”とは言い切れないほどに膨大な経済力を伴っているコンテンツなのだとあらためて理解させられる事となった。
果たしてその”未来への投資”が生きるか、死ぬか。それは三浦社長の采配と社員の活躍次第だといえる。
業界への恩返し、そしてインフラを整える事で新たな事業の柱としていくとしたカーナベルの”Tレボ”の今後に期待したい。
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