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2020.08.20 17:10

【デュエルマスターズ】店舗の公認大会で優勝した『ザビミラで複数展開しマティーニの覚醒を引き継がせてラストストームで即殴る青黒ハンデス』の”覚醒引き継ぎ”とは


デッキ名がお経ライクで好きだという人が続出

この記事は、そのデッキがどんなものなのかがわかりやすくなるように少しだけ解説を加える形で、先日掲載させて頂いた優勝デッキをあらためて紹介する記事となります。

先日掲載させて頂いた小規模の公認大会、デュエマフェスで優勝した青黒ハンデスのデッキレシピがこちら。

公認大会優勝デッキレシピ ザビミラで複数展開しマティーニの覚醒を引き継がせてラストストームで即殴る青黒ハンデス ネリワさん


ザビミラで複数展開しマティーニの覚醒を引き継がせてラストストームで即殴る青黒ハンデス ネリワさん
ザビミラで複数展開しマティーニの覚醒を引き継がせてラストストームで即殴る青黒ハンデス ネリワさん 次元

傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界改造治療院

青黒ハンデスといえばおなじみ、相手の手札を破壊し尽くすことで相手の動きを崩し、じわじわと詰めていくデッキタイプ。

Waveウェイブ

最近ではGRクリーチャーの登場で、相手を追い詰めながらクリーチャーを横に展開していくプランも取れるようになりました。

ガチャマリン・チャージャー復活の祈祷師ザビ・ミラ

ですが、このデッキのフィニッシュ方法は一風変わっています。
チャージャー呪文が多めに採用されている他、フィニッシャーとして懐かしの《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の姿が。

ヴォルグ・サンダー

昔は《ヴォルグ・サンダー》を4体出して相手の山札を削り、それでも相手のデッキが削り切れなかった場合は《超時空ストームG・XX》を重ねる事で次のターンに《超覚醒ラスト・ストームXX》に覚醒させ、再び《ヴォルグ・サンダー》を4体出す事で一気に山札を削りきるというフィニッシュ手段が取れる事から、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》はハンデスと非常に相性の良いカードでした。

が、

殿堂の2

その《ヴォルグ・サンダー》がプレミアム殿堂入りしたことで《復活の祈祷師ザビ・ミラ》は最大の相棒を失う形に。

そんな《復活の祈祷師ザビ・ミラ》ですが、もう1つテクニックがあります。

場にあるクリーチャーを4体破壊し、

時空の踊り子マティーニ1

《時空の踊り子マティーニ》、

光器セイント・アヴェ・マリア

《光器セイント・アヴェマリア》、

時空の幸運ファイブスター1

《時空の幸運ファイブスター》、

時空の霊魔シュヴァル

《時空の霊魔シュヴァル》の4体をバトルゾーンに出し、サイキック・クリーチャーのコストの合計が20になったことで

超時空ストームG

《超時空ストームG・XX》の効果が発動。それらの上に進化させるようにして《超時空ストームG・XX》を重ねます。

時空の踊り子マティーニ1

この時、1体目で出した《時空の踊り子マティーニ》は2体目で出した《光器セイント・アヴェマリア》が出た事で覚醒条件を満たしており、覚醒効果がストックされた状態で《超時空ストームG・XX》に進化しました。

超時空ストームG

効果をストックした状態で進化を行った場合、ストックされていた効果は進化先が「このクリーチャー」として処理することができますので、覚醒の効果は進化先である《超時空ストームG・XX》の状態で「このクリーチャー」として処理されます。

超時空ストームG1

そのため、《超時空ストームG・XX》に進化させた後で《時空の踊り子マティーニ》の覚醒効果を使用することで、《超時空ストームG・XX》からみてコストの大きい面である《超覚醒ラスト・ストームXX》の面に裏返すことができます。

ただし、メテオバーン覚醒ではないため、進化元だったカードはそのままバトルゾーンに残ります。

覚醒によって裏返ったクリーチャーは召喚酔いを無視して攻撃できるようになるため、《超覚醒ラスト・ストームXX》で攻撃。

時空の戦猫シンカイヤヌスガイアール・カイザー変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード

攻撃時の効果で《時空の戦猫シンカイヤヌス》《ガイアール・カイザー》《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》を出し、《時空の戦猫シンカイヤヌス》の覚醒条件が2体目の《ガイアール・カイザー》によって満たされたことで、

時空の戦猫ヤヌスグレンオー

《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》に覚醒。《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》にスピードアタッカーを付与することで、

超時空ストームG1

《超覚醒ラスト・ストームXX》でワールドブレイクした後、選ばれずブロックもされない《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》でとどめを刺すことができます。

question_head_boy.png

ちなみに、《時空の踊り子マティーニ》と同じような覚醒引き継ぎは《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》で出来ないの?という声も見かけましたが、

時空の戦猫ヤヌスグレンオー

残念ながら《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》の覚醒は”このクリーチャーを《時空の戦猫シンカイヤヌス》の方に裏返す。”という効果であり、《超時空ストームG・XX》の裏側は《時空の戦猫シンカイヤヌス》ではありませんので、覚醒失敗するだけとなってしまいます。

時空の踊り子マティーニ1

覚醒の効果が”コストの大きい方に裏返す。”というものであるがゆえのコンボ。

大規模の大会では厳しいかもしれませんが、小規模の大会であればワンチャンもぎ取れる面白い構築とギミックですので、皆様も是非お試し下さい。

それではまた。
コメント: コメント(8)
丁寧な解説助かります。
[ 2020/08/20 17:28 ] [ 編集 ]
初めて知った
[ 2020/08/20 17:49 ] [ 編集 ]
個人的には可能性のある構築だと思う
赤青黒になるけど
万軍投でザビミラを捨ててgr召喚→襲来鬼札王国でザビミラをリアニメイト→grクリーチャーを4体破壊してラストストーム覚醒
アイアンマンハッタンと比較して1ターン早く決着をつけられるし
[ 2020/08/20 18:41 ] [ 編集 ]
この裁定の解説マジでありがたい。やってみたかったんだけどいまいち理解ができなくて困ってました。
[ 2020/08/20 19:21 ] [ 編集 ]
ヴォルグが主流だった時代は有名な裁定だったけど、最近はこの動きが使われることも無いからそうでもないんだなぁ...
時の流れを感じる
[ 2020/08/20 19:55 ] [ 編集 ]
こういう複雑な解説を納得できる形で教えてもらえるととても助かる。デッキも裁定を利用した独創的なものでこういうのを考える人がいてくれると盛り上がるよね
[ 2020/08/20 20:32 ] [ 編集 ]
ルールの穴をつくような素晴らしい発想だと思う
[ 2020/08/20 21:22 ] [ 編集 ]
懐かしいな。ディアボロス絡みで面白い裁定も有ったと思うけど思い出せない。
[ 2020/08/21 01:11 ] [ 編集 ]
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